オランダ沈没艦の残骸消える=旧日本軍が撃沈-インドネシア沖 【ハーグAFP=時事】第2次世界大戦中の1942年2月、旧日本軍と連合軍によるジャワ島(現インドネシア)のスラバヤ沖海戦で沈没したオランダ海軍巡洋艦など3隻の残骸が、海底からほぼ消えたことが分かった。オランダ国防省は15日の声明で「何が起きたのか調査を開始する」と発表した。 3隻の残骸は長く所在不明だったが、2002年にアマチュアのダイバーが発見した。来年に予定する海戦75年行事の準備のため、国際調査団がこのほど沈没海域を調べたところ、残骸が消えていることが判明した。 国防省によれば、沈没した3隻のうち、巡洋艦「デ・ロイテル」と「ジャワ」は完全に消えたもようで、駆逐艦「コルテノール」も大半が失われた。「ダイバーは(沈没した)船の痕跡を見つけただけだった」という。 スラバヤ海戦で連合軍の艦隊は日本軍に大敗し、艦隊司令官のドール