インドネシアで生まれた大豆発酵食品「テンペ」。お肉のような食べ応えがあることから、お肉の代わりとして世界中のベジタリアンやヘルシー志向の人に注目されています。日本でも、近年はナチュラルフードのお店などで並ぶようになりましたが、一般的にはまだなじみのない食材ではないでしょうか。 今回は、日本発酵文化協会の認定講師であり、天然酵母パンや発酵ベジ料理などを専門とした料理教室「Les Anges Blancs(レザンジュブラン)」を主宰する栄養士/フードコーディネーターの和田和歌子さんにテンペの特徴などについて解説いただきつつ、日常で気軽に作ることができるテンペを使ったレシピも紹介していただきました。 納豆ほどの香りはないため料理に取り入れやすいテンペとは、大豆にテンペ菌をつけて発酵させた、インドネシアの伝統的な発酵食品です。テンペ菌はバナナやハイビスカスの葉に付着しているクモノスカビの一種。茹で