目覚まし時計、腕時計、家電製品や携帯電話、PC(パーソナルコンピュータ)内蔵時計など、身の回りには数多くの時計があります。「時」は私たちの生活と密着しているだけではなく、科学技術や産業界でも大変重要な社会基盤となっています。しかし、時刻がずれていては時計としては失格です。さらに、停電の後、たくさんの家電製品の時計合わせにウンザリされた経験をお持ちの方も多いのではないでしょうか。 NICTは日本の標準時刻となる「日本標準時」を標準電波で日本中に供給しています。最近では標準電波を利用する電波時計が登場し、時刻合わせが自動化され、とても便利になりましたが、電波の届きにくいビルなどの屋内では、電波時計は使えません。そこで、より充実した標準時供給を図る意味でインターネットを使った日本標準時の供給も開始しました。しかし、日本中の膨大な数のインターネット接続PC時計を相手にするには、NICTで従来運用し