2008年9月に滋賀のショッピングモールとしてオープンした「ピエリ守山」。敷地面積は約13万3000平方メートル、県下最大級の広さを誇る商業施設だった。しかしその直後から、同地区にイオンモール草津などライバルとなる大型商業施設が次々とオープン。リーマンショックなどの影響もあって営業不振が続き、オープン当時は約180〜200店だった入居店舗は激減。空き店舗が目立つようになっていた。 運営会社だった大阪の大和システム株式会社が、2010年10月に民事再生法を申請。2012年1月からは、三重県の株式会社kodo.ccが運営を引きついでいたが、先月9月25日に売却契約を結んだことを発表。今後は、千代田区の経営コンサルタント会社と大阪の不動産会社による合同会社「アンビエントガーデン守山」が商業施設として再生を目指すという。