NTTが「IOWN構想」の先兵として2022年度にも実装を始める、超大容量かつ超低遅延の通信基盤となる「APN(All Photonics Network)」。これまで垂直統合で構成されてきた光伝送装置を分離・オープン化し、コアネットワークに使われてきた機能の一部をユーザー拠点近くに配置するアーキテクチャーを目指す。実は、光伝送装置の分離とオープン化を推進するのはNTTだけではない。「最後の聖域」と言われてきた光伝送装置に、世界同時多発でオープン化のメスが入りつつある。 3つのステップで光伝送装置のオープン化が進展 「サーバーやスイッチ、ルーターなどはオープン化によってコモディティー化が進んだ。光伝送装置にも、ようやくオープン化とコモディティー化の波が訪れている」 NECネットワークソリューション事業部門フォトニックシステム開発統括部長の佐藤壮氏はこう語る。 光伝送装置は大容量通信が必要な
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