CFIA(Component Failure Impact Analysis) CFIA(Component Failure Impact Analysis)は、IBMによって開発された、ITの障害を分析し対策をとるための手法であり、一般には「コンポーネント障害インパクト分析」という。すべて日本語に訳して、「構成要素障害影響分析」と称されることもある。その手順を図1に示す。 まず、「業務」と「その業務に使用するシステムとの関係」を明らかにする。よく用いられるのは、《格子分析》と呼ばれる手法である。格子分析は図2のように、業務(縦軸)とそれに使用されるシステム(横軸)の関係をマトリクスにして明らかにする。その上で、各システムに障害が発生したらどの業務にどれぐらいの影響が出るのか、障害の原因にはどのようなものがあるのか、ということを詳細に分析していく。 詳細分析が行われたら、次にそれぞれの問題
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