今回は野球である。ポピュラーなスポーツでありながらこの連載で取り上げるのははじめて。今回、ITmediaの野球チームが練習試合をするというので撮らせてもらったのだ。それがもう奇跡のような好天。屋外スポーツは天候によって撮影の難度が違ってくるからね。 ピッチャーを撮る そもそも野球はとても撮りやすいスポーツなのだ。 何しろ主役がはっきりしてる。ピッチャーとバッターである。両者は自分の場所から動かない。1対1の勝負なのでどちらかを狙っていればいい。しかも1球ごとに間があるので、セッティングを見直したり一息ついたりできる。プレイする方も撮る方も1球ごとに集中してるわけだ。 ショートがダイビングキャッチしたとこを撮れとか、バッターがジャストミートとした瞬間を撮れとか無茶な注文をされない限り、難しい技術はいらない。そのかわり、撮影枚数は膨大になる。1球ずつ連写でシャッターを押してたら大変だ。だから容