次世代のデータ・センターでは,イーサネットが今まで以上に多くの役割を担うことになる。様々なサービスが集中するにつれ,データ・センター内のネットワークは複雑になる。多くのユーザーのシステムが相乗りすることになるため,帯域をはじめとしたネットワーク・リソースを保証する仕組みも必要になる。 こうした課題は,ベストエフォートでフレームを転送する従来型イーサネットを使う限り解決できない。そこで作られたのが「FCoE」と「DCB」である。FCoEとDCBの組み合わせは当面,サーバーからストレージに接続するインタフェースをイーサネットに統一する目的で使われそうだが,将来的にはデータ・センター内のすべてのインタフェースがイーサネットになると見られている。 既に市場に出てきたFCoE対応製品 データ・センター内のストレージとサーバーをつなぐ場合,ファイバ・チャネル(FC)によるSANを使うことが一般的だ。こ
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