今回の「徳これ」(徳岡正肇の これをやるしかない! の省略形)は,前回に引き続き,Co-op(協力プレイ)について考察してみよう。「Left 4 Dead」の大ヒットで俄然注目を集めているCo-opだが,元をただせば「ほかのプレイヤーと協力する」というフィーチャーを持ったゲームは星の数ほどあり,けっして,新しい考え方ではないのだ。そんな古くて新しいCo-opの将来の姿とは? ちなみに,前編を読んでいないと論旨が分かりにくいので,「まだである」という人はそっちを先に読むしかない! さて,8月3日に掲載した前編ではCo-opをメインとする二つのFPS「Left 4 Dead」と「Killing Floor」を紹介したが,実際のところCo-opというアイデアそのものは――ゲーム全般においてはもちろん,シューティングにとってさえ――新しい概念ではない。プレイヤーがオンラインでゲームを始める前の時代