韓国側の「本気度」は相当なものだった。ホームチームの熱が伝わってくるゲームは最後まで行方の分からない、緊迫感あふれる好勝負になった。 19日、AFCチャンピオンズリーグ(以下ACL)のラウンド16初戦に挑んだ柏レイソル。アウェーで激闘の末、水原三星に3-2と先勝した。これにより5月26日のホーム第2戦では敗れてもスコア次第では勝ち上がりが決まるという有利な状況をつくった。 試合当日の韓国現地のメディアには、こんな見出しが躍っていた。 “水原、Kリーグキラー柏もこじ開ける”(『スポーツ朝鮮』) 鄭大世とベテランのレフティー、ヨム・ギフン(2010年南アワールドカップ韓国代表)のコンビネーションで柏に勝つのだと。すでに「キラー」との呼び名が定着しているあたりに、柏への警戒ぶりがうかがえた。 「韓国最大のビッグクラブ」vs.「韓国キラー」。 当事者たる水原も「大マジ」。クラブ側がオンライン上でこ