北海道松前町沖の無人島・松前小島の物置から発電機を盗んだとして北朝鮮の木造船の船長ら3人が窃盗容疑で逮捕された事件で、札幌入国管理局が第1管区海上保安本部から引き渡しを受けた乗組員6人について、入管難民法違反(不法入国・不法上陸)で強制退去の手続きを進めていることが11日、同局への取材でわかった。 木造船の乗組員は10人で、逮捕された3人のほか、1人が体調不良を訴え札幌市内の病院に入院中。残り6人は9日に1管から札幌入国管理局の収容施設に移送されている。 道警は10日、窃盗容疑で逮捕された自称・北朝鮮北東部の清津(チョンジン)市、船長カン・ミョンハク(45)ら3容疑者を同容疑で函館地検に送検した。 一方、松前小島の管理棟を荒らされた松前さくら漁協は11日、松前署に被害届を出した。同漁協は復旧費用を約790万円と算出しており、佐藤正美組合長は「小屋の内部は意図して壊したような跡もあり、憤りを