【ヤンゴン共同】クーデターにより全権を掌握したミャンマー国軍は14日までに、国民のプライバシー保護と治安に関する法律の条項の一部を停止した。同日付の国営紙が報じた。停止により裁判所の許可を得ず、逮捕したり家宅捜索したりすることが可能になった。 国軍が設立した最高意思決定機関「国家統治評議会」が決め、議長を務めるミン・アウン・フライン総司令官名で13日夜発表した。ミャンマーではクーデターへの抗議デモが全土に拡大しており、厳しく取り締まる姿勢を明確にした。 同法は、裁判所の許可なしに拘束することを禁止している。