広島が米大リーグ、パドレス傘下のマイナー3Aエルパソを自由契約となった秋山翔吾外野手(34)の獲得に乗り出していることが21日、分かった。松田元オーナーは「技術力、人間性の良さなど今のカープに与えてくれるものは多いと思う」と話した。近日中に鈴木清明球団本部長らが交渉に入る。 秋山は西武から海外フリーエージェント権を行使して2020年にレッズ入り。今季の開幕前に戦力外となった。大リーグでは20、21年の2シーズンで142試合、打率2割2分4厘、0本塁打。今月18日に日本球界へ復帰する意向を明らかにしていた。 広島は得点力不足に陥り、巧打の外野手が補強ポイントの一つとなっている。球団は、西武時代に最多安打に4度輝いたバットコントロールが健在と判断。経験値や人柄の良さも評価している。古巣の西武がオファーを出す方針で、ソフトバンクも獲得に興味を示している。(川手寿志)