北海道浦幌町のアイヌの団体が川でサケをとることは先住民の権利・先住権によって認められ法律などで規制されないことの確認を求める訴えを札幌地方裁判所に起こしました。代理人の弁護士によりますとアイヌの人たちによる先住権の確認を求める訴えは全国で初めてだということです。 さらに明治政府が漁を禁じるまでアイヌはそれぞれの集落で伝統の方法によって漁をしていたことなどを指摘し、「アイヌのサケ漁を禁止する法的な根拠は現在に至るまで全く明らかになっていない」と主張しています。 代理人の弁護士によりますとアイヌの人たちによる先住権の確認を求める訴えは全国で初めてだということです。 記者会見で、「ラポロアイヌネイション」の長根弘喜会長は「私たちアイヌがもともと持っていた権利を取り戻すための裁判だ。自分たちでとったサケで生計をたてるという目標のため頑張りたい」と述べました。 提訴について被告の国と道は、「訴状が届