「虹色の朝が来るまで」の1シーン=提供 性をテーマに国内外の作品を集めた「関西クィア映画祭」(実行委主催)が22日に大阪府豊中市で始まった。聴覚障害のある性的少数者の作品を特集し、多様な性や少数派の中にもある差別意識を考えるきっかけを提供する。京都では10月19~21日に京都大西部講堂(京都市左京区)で開く。 クィアは英語で「変な」を意味し、レズビアンなどを指す「LGBT」にとどまらないさまざまな性の在り方を表現している。自分らしい性を生きようとのメッセージの下、12回目の今年は計31作品を紹介する。 「虹色の朝が来るまで」(2018年、日本)は、ろう者の女性同士の恋愛を全編手話で描く。「11歳の君へ~いろんなカタチの好き~」(17年、同)第1部は、ろうや難聴の性的少数者の生きざまに迫るドキュメンタリー。 また、慰安婦たちの闘いを描いた「沈黙-立ち上がる慰安婦」(同、日本・韓国)を京都限定