演出責任者の相次ぐ交代など迷走を重ねた五輪開会式。今回入手した11冊にも及ぶ台本には、その過程が詳らかに記されていた。なぜ、どのようにして、開会式は“崩壊”していったのか。小誌だけが書ける全内幕――。 そのセレモニーは、新国立競技場に1台のバイクが颯爽と走ってくるシーンから幕を開けるはずだった。大友克洋氏の漫画『AKIRA』の主人公の愛車、赤いバイクだ。会場に映し出されるカウントダウンの数字。ゼロになると、中央のドームが開き、ステージに3人の女性が姿を見せる。Perfumeだ。会場には、彼女たちをプロデュースする中田ヤスタカ氏の書き下ろし楽曲が流れている。 Perfumeの出演は幻に終わった 精魂込めて作り上げた210分間のステージが、全世界の人々を虜にし、アスリートたちの背中を押していく。演出振付家・MIKIKO氏と彼女が率いてきたチームにとって、東京五輪の開会式はそんな晴れ舞台となるに
自民党の下村博文政調会長は28日の記者会見で、東京都議選(4日投開票)の期間中に無免許運転で人身事故を起こしたなどとして都議会が辞職勧告決議を可決した木下富美子都議について「すぐにでも議員辞職すべきだ」と述べた。 下村氏は木下氏に関し「決議可決の後も連絡がつかないのは公職の人としていかがなものか。わずかな期間のうちに相当交通違反を犯していることもどうかと思う。雲隠れのような形で逃げている人が本当に都議としてふさわしいのか、よく自問自答してもらいたい」と批判した。 下村氏はまた、無所属の柿沢未途衆院議員が都議時代に飲酒運転で自損事故を起こして都議を辞職したことに触れた上で、「それ以上に、木下氏は都民からみて問題がある人だ。即、議員辞職に当たる」と述べ、木下氏に行動を促した。
京都市左京区の府立植物園で27日、ロシアのアムール川流域に自生するハスが開花した。ハスの北限地にあたる地域の花で、自生地以外での開花は世界初。ピンク色の愛らしい花を公開している。 アムール川は中国との国境をなしていて、中国での呼び名は黒竜江。黒竜江流域も同じハスの自生地として知られており、植物園では2006年に中国産種子の栽培を始めた。 ただ、花芽の出ない年が続いたことから、07年に入手したロシア産種子は冷蔵保管したまま、09年に栽培担当の山本和喜さん(46)が両国を訪問。日照時間の差が発育不良の原因である可能性の高いことが分かったため、夜間や早朝にLED投光器を当てて調整を続けてきた。 その結果、中国産種子は昨年夏に初めて開花に成功、今年は3月からロシア産種子の栽培に挑戦してきた。今月7日に初めての花が咲いたのに続き、27日にも開花を確認した。「四季彩(いろどり)の丘」のそばで一般公開し
東京都の小池百合子知事は28日、都庁で報道陣の取材に応じ、新型コロナウイルスの新規感染者数が27日に過去最多の2848人となり、増加傾向に歯止めがかからないことについて「ワクチンを、ぜひ若い方も打っていただきたい」と接種を呼び掛けた。 小池知事は、ワクチンを受けた高齢者が感染し重症になる割合が大幅に低下していることに言及した上で、「逆にワクチンを受けていないけれど、重症、中等症になる若い世代が増えている」と指摘。「若い方々の行動パターンが、鍵を握っている。自分がよければではなくて、結果として人にうつすと、医療体制が逼迫(ひっぱく)する。去年の夏も、年末も、お正月も、ゴールデンウィークもなく、ずーっと頑張っている医療従事者のことも考えていただきたい」と協力を訴えた。 医療体制にかかっている負荷についての認識については「基本的に、3つの柱でやっている。自宅、ホテルなどの宿泊療養施設、そして病院
電子決済サービス「PayPay」のアプリを悪用し、決済が完了したように見せかけて商品をだまし取ったとして、飲食店経営者の男が逮捕されました。 「ペイペイ!」 この音を利用して、今回の事件は起きました。詐欺の疑いで逮捕された飲食店経営者の高橋拓也容疑者(31)は去年8月、埼玉県三郷市内のディスカウントショップで実際には代金を支払っていないにもかかわらず、電子決済サービス「PayPay」で支払ったように見せかけ、食料品などおよそ8200円相当をだまし取った疑いがもたれています。 「PayPay」で支払う際、客がスマートフォンで店のQRコードを読み取ったうえで購入額を入力し「支払いボタン」を押すと、決まった「決済音」が鳴って支払いが完了しますが、高橋容疑者は「支払いボタン」を押さず、あらかじめ用意していた「決済音」をスマホで鳴らし、支払ったかのように見せかけていました。 警察によれば、店側は決済
「被告人を懲役8月に処する。この裁判確定の日から3年間、その刑の執行を猶予する」 2021年7月20日火曜日。熊本地裁の101号法廷で、杉原崇夫裁判官が有罪判決を宣告した。刑法190条、死体遺棄罪。被告人は熊本県南部の農家で働いていたベトナム人技能実習生のレー・ティ・トゥイ・リンさん、22歳。 約150万円にものぼる借金を負って来日したリンさんは、妊娠に気づいたあとも、妊娠を理由に強制的に帰国させられることを恐れ、働いていた農家や監理団体に言えないままでいた。そして、当時21歳だった彼女は、11月15日の午前中、孤立出産で双子を死産する。 この事件については、前回の記事で、「これで有罪になれば大変なことになる」という慈恵病院の蓮田健院長の危惧などを伝えた。 ●「これで有罪になれば大変なことになる」孤立出産で死産した技能実習生の起訴に対して医師が示した危機感 死産直後のリンさんは、出血を含む
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