日台の共通のスター、王貞治さん(83)(ソフトバンク球団会長)が2日、台湾初のドーム球場となる「台北ドーム」のオープンを記念する始球式に登場し、見事な投球を披露した。台湾メディアは「歴史的な第1球」と伝えた。 王さんは「野球はやる場所によってレベルが変わる。このドームを見て(台湾野球の)将来に明るい希望を持った」とあいさつ。「台湾野球に栄光あれ」と力を込めた。 2日、台北市の台北ドームで名誉市民の証書を手にする王貞治さん(右)と蔣万安市長(共同)式典に参加した蔣万安・台北市長は、王さんは健康状態が万全ではないにもかかわらず台湾を訪れてくれたと述べ、謝意を表明。日台の野球の発展に貢献したとして王さんに「台北市名誉市民」の証書を手渡した。