欧州で自動車アセスメントを手掛けるEuro NCAPは2022年9月7日、新たに5車種の衝突試験結果を発表した。試験したのは、米Tesla「Model Y」、韓国・現代自動車「Genesis GV60」、中国・長城汽車の「ORA Funky Cat」と「WEY Coffee 01」、韓国・起亜「Niro」の5車種。Niro以外の4車種は電気自動車(EV)で、NIROだけが4つ星の評価、それ以外の4車種は5つ星を獲得した。
CS(顧客満足度)に関する調査会社、米J.D.Power(J.D.パワー)は、「2022年米国自動車テクノロジーエクスペリエンス調査(2022 U.S. Tech Experience Index Study:TXI)」の結果を発表した。この調査は、新車発売時に搭載された最新技術に焦点をあて、ユーザーの満足度や、運転中の不具合件数などをスコア化したもの。2022年モデルの新車を購入してから90日間を経過したユーザーを対象に、2022年2~5月の間に調査し、8万4165人から回答を得た。 ブランド別ランキングでは韓国・現代自動車グループの高級車ブランド「Genesis」が総合首位を獲得した。また、一般車ブランドでは同グループの「Hyundai」が首位(総合4位)、同グループ「Kia」が次点(総合8位)となった。
世界の電気自動車(EV)市場に目を向けると、購買力という点で中国は圧倒的な存在だ。写真は4月、ドイツ・ツウィッカウにあるフォルクスワーゲンのEV工場近くで撮影(2022年 ロイター/Matthias Rietschel) [リトルトン(米コロラド州) 5日 ロイター] - 世界の電気自動車(EV)市場に目を向けると、購買力という点で中国は圧倒的な存在だ。昨年販売されたEVの2台に1台は中国で買われており、今後何十年も国・地域別のEV販売台数でダントツの首位を守り続けるだろう。 しかし、EV市場における他の重要な幾つかの指標、具体的には自動車販売台数全体に占める割合、既存の自動車在庫に対する比率、人口100万人当たりの販売台数といった分野では、欧州が世界の中で大きくリードしている。これはEV産業の動きを包括的に理解しようとする人々にとって、注目に値する状況と言える。
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