水無田気流「若い女性は保守化した、のか?――ニッポン女子の夢と希望と野望の現在」 2010年07月14日13:00 担当者より:詩人・社会学者である水無田気流さんが日本の若い女性は保守化したのかどうかに関して論じたものです。著書である『無頼化する女たち』(新書y)と併せて、ぜひお読みください。 配信日:2009/08/26 近ごろ、日本の若い世代の女性には保守化の傾向が見られる、と指摘される。専業主婦願望は再燃気味であり、「婚活」もさかんになっている。たとえば、内閣府の『平成21年版 男女共同参画白書』によれば、「夫は外で働き、妻は家庭を守るべきである」といった考え方について、20代女性は36.6%が「賛成」と答えた。不思議なことに、これは30~50代の女性よりも高い数値なのである。 この傾向は、雇用機会均等法世代以降の「負け犬」の艱難辛苦を目にしてきた反動かもしれないし、まだまだ女