キャッチボールをする三浦伊織さん=大阪府高槻市のグラウンド 名古屋市の椙山(すぎやま)女学園高校の元テニス部主将が、卒業後に女子プロ野球の選手として活躍している。「京都アストドリームス」の三浦伊織(いおり)さん(18)。テニスで身につけた技術と持ち前の俊足で、リーグトップクラスの長打を量産中だ。ナゴヤドームで9月13日にある公式戦を前に、「初の地元の試合でいいプレーをしたい」と意気込んでいる。 三浦さんは愛知県一宮市出身。父の誠さん(45)がコーチを務める地元の少年野球チームで、小学1年から野球を始めた。5年でアマチュア野球の世界大会の日本選抜チームに応募し、1次審査に最年少で合格したことがある。当時の夢は「プロ野球選手」。だが中学では野球部に入れず、ソフトボール部に。椙山女学園高では、野球と一緒に始めたテニス部に入った。強豪校で主将になり、インターハイの団体と全日本ジュニアのダブルス