今回はおすすめできません。つーかダメだろこれ。特に書き下ろし部分。 小田中先生のおっしゃることが基本的に正しいと思います! http://d.hatena.ne.jp/odanakanaoki/20051111#1131631802 http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4480062718/interactivedn-22 http://www.bk1.co.jp/product/2610043?partnerid=p-inaba3302385 まあ「しろはた」を読んでいれば分かることだが、普通の読者向けの文章も書けるのですね。安心。 「萌えは正しい(少なくとも邪悪ではない)」というご主旨はごもっともですが、「ちょっとこれは……」というところも多々あり。 「脳内恋愛」は本当に無害かというと、必ずしもそうとはいえないのではないかと。だって花沢健吾
三位一体改革で相変わらず霞ヶ関の抵抗というか、握ったひもは死んでも離したくない人たちの思惑が顕わになっていて笑えるわけだが、政府のやり口を批判する側も結局なんだかんだ言って、総論では地方分権に賛成なのだけど各論では反対という、相変わらず知恵の足りない反応しかできないのがなんだかなーと。 義務教育の国庫負担金は中教審のホゲ答申にへつらって国負担堅持をうたうくせに、生活保護は削減して地方に分権してもいいんじゃね?とかぬかしてる自民党のボケ爺どもはもはや「抵抗」でさえなく「低脳勢力」の一言でほっとくとして、それにしても「生活保護は憲法で保障された最低限のセイフティーネットだから地方分権しちゃいけない」とか、まったく意味のわかんねーことを言ってるのはどこのアホですか。勘弁してください。てか本当に憲法で決まってる国の役割は地方分権しちゃいけないとか言うなら、知事会は自衛隊と米軍の部隊配備計画にいちい
地域の社会・文化活動の後退 ■それを元に戻そうではないか id:temjinus さんが訳してくださった、エマニュエル・トッドのル・モンドへのインタビュー(ネット版12日づけ)の最後のほうの一節。 この若者たちは全国規模に広がった動きの中で中央政府の議題となることに成功し、右翼政府の政策変更を勝ち取った(貧困地域で活動するアソシエーションへの一度は廃止された援助を再度勝ち取ることで)。 最後の()の中の句(en l'obligeant à rétablir les subventions aux associations des quartiers)は、ド・ヴィルパン首相が11月7日月曜日のTF1へのインタビューで明らかにした、社会政策のてこ入れ(まとめはたとえば → NouvelObs の記事)*1の一つの柱、「問題地域で活動するアソシエーションへの1億ユーロの補助金の追加支出」を受けて
「中期的観察」のところで手間取っている間に情勢がいろいろと動いているので、補足事項を本文より前に置きます。 11月14日に匿名の方からはてなポイントをいただきました。この場を借りてお礼を申し上げます。初めての体験と書こうと思って、履歴をチェックしたら、8月10日にも二人の方からポイントをいただいています。原爆投下についてのカミュのコンバ紙社説の翻訳紹介に対してのものと思われます。非礼をお詫びしながら、ここで遅ればせのお礼を申し上げたいと思います。 11月13日記事に対する、コメントやトラックバックへのお返事、しばらくお待ちください。 11月13日記事で、急いで先取り書きした「事柄の本質は移民問題・同化問題ではなく、宗教の問題でもさらさらなく、まず都市問題であり、経済・社会問題であり、前者(←移民・同化問題)は従というのが私の考え。」というのが、舌足らずで、しかも「差別」に関する議論が展開さ
■自分と違えば敵の味方 こちらから仲正×北田トークセッションのレポートを見に行ったところ、みなさん仲正さんばかりレポートされていて北田さんの影が薄いと思った。構成を見ても仲正さん関連がメインだったんだとは思うが。 「生き生き」とか「肌で感じる」とかが好きな人っているよな… 私は別にそういう人嫌いじゃないけど、それを素晴らしいと「感じる」ことを強制されたり促されたりすると嫌だなと思う。そこまでする人は私の周囲にはいないが。 しかしこの問題の困ったところは、「生き生き」信者がいかにうざいか、みたいな話を語りだすと生き生きせずにはいられないということだ。でもまーそこで自分が「生き生き」しちゃうことまで問題視する必要はないんじゃないかと。状態としてたまたま生き生きしていることと「生き生き」は素晴らしい!と布教することは違うもんな。逆に「生き生き」なんてくだらん、皆「死に死に」(生き生きの反対語とし
絵の超初心者ド下手くそ人間が、20日間絵を描いて感じたこと わたしは、「文の人」だ。絵を描くのは大の苦手。 そんなわたしが、ひょんなことから絵を描き始めた。 そうしたらおもしろくなって約20日間、なにがしかを描きつづけている。 未知の領域での挑戦は、発見が多い。 また、ここまで絵を描けない人間の挑戦は、あまりネッ…
先ほどはイッキに前エントリを書き込みまして、かなり荒い文章になってしまいました。いくつか追加事項をしたためてみたいと思います。 フランスは移民の国である。私は1980年代にここにやってきた“文化”移民です。日本の生活に息が付けない、こりゃちょいと別の国も見てやろうとやって来て20年が過ぎてしまった。一時は第三国に“出稼ぎ”のようなことをしていた時期もありましたが、どうにかこうにかここまで生活してきた。ただ、このところとんと仕事が減って困っている。 近年の移民組には、ロシア東欧系、トルコ・クルド、イラク・アフガニスタン系もいるようです。彼らが実際に滞在許可証をもった正式移民なのか、許可書なしの無書類移民なのかは私には確かめるすべがない。もちろんアフリカ大陸から欧州を目指してモロッコの砂漠を歩いて渡る移民候補者達の不運は2ヶ月ほど前、こちらでたびたび報道されていましたからご存知のかたも多いと思
TVを見て心配したいとこから、おとといメールがありました。私の住んでいる界隈では何も起こっていません。パリは燃えていません。大通りに警官は多いですが、これはいつものことです。みなさん、ご安心ください。こちらの報道では昨夜(いくつかの都市に引かれた外出禁止令以前ですが)放火された車の数は減少したとあります。 基本的にTVのニュースは見ず、紙版新聞とネットのル・モンドとリベに眼を通すのと朝ラジオニュースを聞くぐらいの生活ですから、実際に、たとえば燃やされた車や商店街を目撃はしていません。 今回の“限定的衛星都市に起こっている一部の若者の行動”については、いったん落ち着いたところで、社会的背景や政治経済的背景を含めネブロで扱おうと思っていたのですが、海外での関連報道にかなり混乱が見えるようなので、いくつか気がついたところをメモしたいと思います。 なお、ほぼご近所のShibaさんが関連エントリを書
今回の暴動のおかげといっては変ですが、いくつかのフランス人在住者のブログを知ることが出来ました。 その中で、はてな界隈で最も注目を集めているのが、kanacさんのはてなブックマーク - パリ郊外の暴動のこと - パリからはてな日記のようですね、96ユーザがブックマークされているようです。 この方の捉え方は、私や、ma_cocotteさんとは異なるようです。のっけから「移民の暴動」とされているところがとても気になります。 階級社会について以下のように言及されています。 フランス社会は貧富の差の激しい、硬直した階級社会である。わたしの見てきた限りでだけど、内田先生の書かれるとおり、確かに、フランスではお金があるだけでは上流になれない。 20%近い消費税を徴収し、家の面積等に応じた住民税を取り、また、所得税も高く、そうやってかき集めた税金を働かない人々にも再配分して最低生活費を保証しているこの国
仏検察、暴動を扇動した疑いでブロガー数人を逮捕 2005年11月10日 コメント: トラックバック (0) Bruce Gain 2005年11月10日 フランス検察当局は今週、いくつかのブログを閉鎖し、暴力行為を扇動した疑いで複数のブロガーを逮捕したことを明らかにした。これは、10日以上にわたってフランスを揺るがしている暴動を鎮圧するための措置だという。 匿名を条件に『ワイアード・ニュース』の取材に応じたパリ大審裁判所の検事は、ブロガー3人と複数のフォーラム利用者が、フランス刑法の暴力的言論に適用される条項に違反する内容のメッセージを掲載していたと話している。ブロガーのうち2人は今週初めに逮捕され、同法に基づいて裁かれる可能性があるという。当該のブログは、若者向けの仏FMラジオ局『スカイロック』が所有するサイト、『スカイブログ』にあったと同検事は説明している。 問題になっているブログの1
賃貸暮らしのわが家の地震対策【揺れから命を守る編】 以前のブログでも記載した、防災の優先順位に基づいて対策を進めています。まだ手をつけられていない部分もありますが、ある程度まとまってきたのでざっくりとご紹介していきます。 優先順位別に改善していっているため、今回は主に地震の揺れ対策がメインになります。…
数日前から大勢のフランスの若者が問題を抱えている地域で、たくさんの車を燃やすという暴力行為を繰り返しています。事態が大きくなるにつれ、フランス人の誰もが驚きを隠せません。このようなことはアメリカやイギリスで起きうると理解していましたが、まさか国内で発生しようとは思ってもいなかったのでしょう。原因が何なのか、そしてどうすれば良いのかを考える必要があります。 まずは現実を見てみましょう。 ・たとえイスラム教徒が多い地域が対象になっていても、これは民族や宗教が発端となったものではありません。特にイスラム教の指導者達は冷静になるよう呼びかけています。 ・これは一つのイデオロギーに裏打ちされた革命的なものでもありません。むしろ、労働市場から遠ざけられた結果、社会的に認めてもらえない若者達が一つの通過点として、自分達の大きな不満を爆発させているのだと、多くの観察者は分析しています。 このような状況を前
2005年11月02日 05時48分 台湾有事懸念を挟んで第三次小泉内閣に関する米中の諜報合戦が本格化 一言で言うと、「違和感」。内政、とりわけ経済分野での報道が、日経新聞でさえ一行。小泉首相の談話だけ。 http://www.nikkei.co.jp/news/past/honbun.cfm?i=STXKB0811%2031102005&g=P3&d=20051031 朝日も模様眺め。分析記事にさえなっていないのが良い。 http://www.asahi.com/politics/update/1031/012.html 産経は比較的こまめに報じ、読売は読売らしい記事。 http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20051101ia22.htm 沖縄基地移転問題で、一種の土産を手にしていたこともあるのか、アメリカからの評価について報じる一般
赤旗日曜版の購読を中止した。 ブログもやめる。 赤旗日曜版は本当にいい記事が満載されているいい新聞だと思う。 この新聞を読む方が少しでも増えれば日本の政治は良くなっていく、と思っていた。 そのためにはまずこんな有意義な記事が掲載されている、と多くの人に知ってもらうために、自分の生活はそれどころではないのに、できるだけ記事を紹介してきた。 しかし、同じ日曜版読者にすら全く評価されない無駄な骨折りだと判明し、撤退することにした。 そもそもの始まりは、ツイッターで原則フォローされた場合はフォロー返しをされている方(最近は方針を変えているようですね)からフォロー返しして頂けなかったこと。 フォローしている画面とフォローされている画面がほとんど同じになっている中、私のアイコンだけが片一方にしかないのを見た時の寂しさ・悲しさ・絶望感といったら……。 その、どちらにもアイコンがある方のつぶやきで、 「誰
このドメインは お名前.com から取得されました。 お名前.com は GMOインターネット(株) が運営する国内シェアNo.1のドメイン登録サービスです。 ※1 「国内シェア」は、ICANN(インターネットのドメイン名などの資源を管理する非営利団体)の公表数値をもとに集計。gTLDが集計の対象。 ※1 日本のドメイン登録業者(レジストラ)(「ICANNがレジストラとして認定した企業」一覧(InterNIC提供)内に「Japan」の記載があるもの)を対象。 ※1 レジストラ「GMO Internet, Inc. d/b/a Onamae.com」のシェア値を集計。 ※1 2020年8月時点の調査。
■ [politics]さらにミームで遊ぶ 前々回に引き続き、前回のエントリにもtockriさんからtrackbackをいただきましたので、こちらとしてもよろこんでお付き合いさせていただきます(笑)。 #遅くなっての対応で恐縮です。 最初に、征服や革命はミームの淘汰であって君主制ミームにおける政権交代ではないのでは、というwebmasterの考えに対していただいた次の立論を考えてみます。 まず征服について。君主制ミームが社会を満たしている社会では政権交代を目論む人は「今の君主はダメだから(あるいは弱いから)オレが新しい君主になってやる」とは考えても「君主制をやめたほうがいい」とは考えない被統治民は「新しい君主様になってくれたら少しは暮らしが楽になるかのう」とは考えても「君主制をやめたほうがいい」とは考えないという状態があって、そこでおこる政権交代が征服。日本の国盗り合戦とかフランス百年戦争
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