毛孔性苔癬とは 毛孔性苔癬の仕組み 思春期の頃、二の腕や太ももなどの皮膚に小さなブツブツがたくさんできて、「これは一体何だろう」と悩んだ方は少なくないことでしょう。そのブツブツの正体は、毛孔性苔癬(もうこうせいたいせん)という皮膚疾患です。 ここでは皮膚科医の監修のもと、そんな毛孔性苔癬の症状や、どんな人にできやすいかなどをご紹介します。 毛孔性苔癬とは まず、毛孔性苔癬の特徴や症状、どんな条件に当てはまる人に発症しやすいかを見ていきましょう。 毛孔性苔癬とは 毛孔性苔癬とは、皮膚の毛穴に、角化した粟粒ほどの大きさの発疹がたくさんできる皮膚疾患のこと。毛包(毛根を包んでいる組織)に過度に角化した発疹が起こる「毛孔性角化症」の一種で、「さめ肌」と呼ばれることもあります。発生する箇所は、主に二の腕。詳しくは後述しますが、太ももなどにも発生することがあります。 毛孔性苔癬は皮膚疾患の1つであるこ