かつてない事故の収束に向け苦闘が続く東京電力福島第1原発。労働現場で何が起き、作業員は日々どんな思いで臨んでいるのか。 ◆3・12~15 連続爆発 ◇俺たちに、ここで死ねっていうことか 大地震発生翌日の3月12日午前3時過ぎ。「圧力上昇を続ける1号機の原子炉格納容器から、放射性物質を含んだ水蒸気を放出する」と政府は発表した。50代の東電男性社員はそのことを伝える非常用ラジオのニュースに聴き入った。構内には屋内退避の指示が出されていた。 「屋内にいるだけで大丈夫なのか。放射線を浴びるとこのまま隔離されるんじゃないか」。一刻も早く逃げたかった。 菅直人首相が視察のため作業拠点の「免震重要棟」に現れたのは、その日の朝。原発の「頭脳」に当たる中央制御室にいた若手社員(21)は、同僚たちが首相に「何やってんだ。何とかしろ」と怒鳴り散らされたと聞いた。「俺たちに、ここで死ねっていうことか」 午後3時3
東京・池袋で臨床心理士らが実施した調査で、路上生活者の34%が知能指数(IQ)70未満だったことが分かった。調査グループによると、70未満は知的機能障害の疑いがあるとされるレベル。路上生活者への別の調査では、約6割がうつ病など精神疾患を抱えている疑いも判明している。調査グループは「どうしたらいいのか分からないまま路上生活を続けている人が大勢いるはず。障害者福祉の観点からの支援が求められる」と訴えている。 調査したのは、千葉県市川市職員で路上生活者支援を担当する奥田浩二さん(53)ら臨床心理士、精神科医、大学研究者ら約20人。池袋駅周辺で路上生活者を支援する市民団体と協力し、本格的な研究の先行調査として昨年12月29、30日に実施。普段炊き出しに集まる20~72歳の男性168人に知能検査を受けてもらい、164人から有効回答を得た。 それによると、IQ40~49=10人▽IQ50~69=46人
紅茶2杯で3時間。斜光の入るレストランの個室で、筑紫哲也さん(72)は終始ニコニコしていた。「がんは面白い病気」と語れるようになった筑紫さんは今、無常だからこそ輝く人生を、そのありがたさを感じているという。【藤原章生】 事務所のある赤坂のビルまで迎えに上がると、青いシャツに黒のジャケットというラフな格好で下りてきた。療養中にしては、はつらつとしている。 半年ぶりにテレビ出演した先月は、つけ毛が話題になったが、「生えてきたので、今は自毛です」と少し恥ずかしそうな顔をした。「もともと髪が多いから、局で『視聴者がショックを受ける』なんて言われて、つけ毛にされて。でも、嫌だから自分でばらしたんです」 以前、お会いしたのは2年前。日比谷のホテルのバーでアフリカの話をした。もともとがヘビースモーカーなので、灰皿が吸い殻の山になった。 病後、たばこをやめた。困ることが出てきた。大好きなマージャン
◇ブログと違う、規則設計 ネット関係で「ツイッター」という言葉を聞く機会が増えてきた。数年前の「ブログ」のように、知っている人は盛り上がっているが、知らない人もまだ結構いる感じ。ということで今回はネットの中の新しい時代の風--ツイッターをご紹介したい。 まず現在の新聞紙面での取り上げ方をみてみよう。「ミニブログのツイッター」とか書かれている。ツイッターもブログと同じウェブで個人の文章を公開するためのシステム。1回に140字の「つぶやき」しか発信できないのが特徴だから「ミニブログ」と表現したのだろう。 また、2006年に現Twitter社が開始した特定のコミュニケーション・サービスの名称なので、公平を旨とし一般名詞を使いたい新聞としては「ブログ」としたのかもしれない。ちなみにこのサービス、米国流の無料ユーザー集め先行型。いまだもうけは出ていない。 しかし、この「ミニブログのツイッター」という
静岡県警御殿場署によると、18日未明、元F1ドライバーの片山右京さん(46)ら3人が富士山を登山中に遭難したとの連絡が関係者からあった。県警はヘリなどを派遣して捜索中。同署によると、現場は富士山6~9合目といい、負傷者がいる模様という。【山田毅】
経済評論家の勝間和代さんと、歌手の広瀬香美さんがネットサービス「Twitter」の米・サンフランシスコにある本社を訪問した。日本でも利用者が急増している「Twitter」の躍進の秘訣は何なのか。今後の展開はどうなるのか。はたまた、広瀬さんのTwitterソング「ビバ☆ヒウィッヒヒー」は本社でどう受け止められているのか。勝間さんに訪問記を寄せて頂いた。 ◇ ここ最近、さまざまなメディアで注目される140文字のつぶやき、Twitterですが、日本の新聞では初めて、サンフランシスコの本社を訪問してきました。同行したのは、「ビバ☆ヒウィッヒヒー」の歌でおなじみ、シンガソングライターの広瀬香美さんです。 迎えてくださったのとは、日本事業担当のバイリンガル、松沢ゆかりさん。(10月15日に東京で行われた)Tweetup Tokyo 09 Fallイベントでは、共同創業者、Biz Stoneさんの通訳と
次々と記録を塗り替えていくイチロー。その卓越した打撃術もさることながら、プレッシャーをはね返す精神力の強さには驚かされるばかりだ。その秘密は何か--。ともにイチローに関する著書がある、脳生理学と臨床スポーツ心理学の専門家に聞いた。 ◇西野仁雄・名古屋市立大学長(脳生理学)(68) ◆情報伝達の速さ イチローのすごさは二つ。一つはどんな球でも、タイミングを外され体勢が崩れてもバットにボールを当てられること。もう一つはその能力を使いこなす体力を持ち、体調管理もできていることだ。 脳の働きとボールをバットに当てる動作との関係を説明すると、球を目で見た「視覚情報」は脳の後ろの視覚野(しかくや)に到達して分析される。分析された情報は脳の中央にある運動野(うんどうや)に送られ、体の部位が動く。 18.44メートル離れたマウンドから投げられた時速150キロの速球は、計算上、0.44秒で打者の手元に到達
政府は21日の閣議で、インターネット上で短い文章を投稿・閲覧するサービス「Twitter(トゥイッター)」を選挙運動で利用することについて、「公職選挙法に違反する」との答弁書を決定した。民主党の藤末健三参院議員の質問主意書に答えた。トゥイッターは140字以内の「つぶやき」を投稿し、別の利用者と即時に情報交換できるコミュニケーションツール。答弁書は、トゥイッターに書き込まれたものは公職選挙法が定める「文書図画」に該当し、選挙運動と認められる場合は違法とした。トゥイッターはイラン大統領選後の混乱で、抗議行動を行う市民が情報交換に利用し、オバマ米大統領ら世界の指導者も情報発信に使っている。【横田愛】
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