女性が気づかぬうちに薬を飲ませて、暴力をふるう。そんな卑劣な犯罪が増えています。性暴力を目的とした薬物は「レイプドラッグ」などと呼ばれ、女性が席を立った隙に飲食物に薬を混ぜる手口が目立つそう。年末年始でお酒を飲んだり、人が集まったりする機会も増える時期、知っておきたい対応法を考えます。 「レイプドラッグを許さない!『薬物を使った性暴力への適切な対応』についての院内意見交換会」が先月27日、参議院議員会館で開かれました。出席したのは、警察庁の担当者と各地で被害者支援に携わる団体。そこで被害や捜査の実態などが語られました。 「SARC(サーク)東京(性暴力救援センター・東京)」では、今年3月から8月までに支援した81人のうち10人が「飲み物などに薬を入れられた」疑いがあると指摘。「体が動かなくなった」「このぐらいで酔うはずのないお酒の量だった」など、明らかにおかしな点が見受けられたと言います。