アジア太平洋戦争末期の1945年、もしツイッターがあったら、人々は何をつぶやいていたのか――。そんなNHK広島放送局の企画「1945ひろしまタイムライン」(以下、「ひろしまタイムライン」)が批判を浴びている。 すでにさまざまな意見が出ているが、最大の問題は、NHKが現実と虚構を都合よく使い分けていることだろう。かたやツイートの創作性を主張しながら、問題となるや、元ネタの資料どおりと弁解するのは、あまりにご都合主義的だからである。 朝鮮人だ!! 大阪駅で戦勝国となった朝鮮人の群衆が、列車に乗り込んでくる! 「俺たちは戦勝国民だ!敗戦国は出て行け!」 圧倒的な威力と迫力。 怒鳴りながら超満員の列車の窓という窓を叩き割っていく そして、なんと座っていた先客を放り出し、割れた窓から仲間の全員がなだれ込んできた! あまりのやるせなさに、涙が止まらない。 負けた復員兵は同じ日本人を突き飛ばし、戦勝国民