中国青海省西寧市で、イスラム教徒の少数民族・回族が集まる多数のモスク(イスラム教礼拝所)で、イスラム教の建築様式であるドームや尖塔(せんとう)を壊し、中国風に改造する作業が進んでいる。習近平政権は「宗教の中国化」政策の一環として、当局に従順とされる回族にも統制を強めている。(西寧市で、中沢穣、写真も) 回族の風習である白い帽子をかぶった男性や、頭髪を布で隠した女性の姿が目立つ同市城東区。青海省最大のモスクである東関清真寺は、工事用のフェンスに囲まれていた。緑色のドームは屋根から約20メートルの高さがあったはずだが、すでに撤去されたもようだ。尖塔もない。 別のモスク、富強巷清真寺では正門前に大型クレーン車が居座り、ドームや尖塔があったはずのモスクの建物上部には中国風の屋根が設置されていた。回族の女性は「彼ら(当局)は外国風の建築が気に入らないようだ。今の様子はもちろん悲しいが、政治の問題
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