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ブックマーク / www.tachibana-akira.com (8)

  • 第82回 不合理なアパート商法なお(橘玲の世界は損得勘定) – 橘玲 公式BLOG

    かれこれ20年ちかく前になるが、紙のコラムで「生命保険の仕組みは宝くじとまったく同じ」と書いたことがある。保険料=賭け金を払い、不幸な出来事が起きると保険金=当せん金を受け取る「不幸の宝くじ」を、保険会社は「愛情」の美名の下に販売しているという、ちょっとした皮肉だ。 この記事には、保険販売員の方から数件の抗議をいただいた。自分たちはお客様の幸福を願って保険を売っているのに、それを「不幸の宝くじ」とはなにごとか、というお叱りだった。 その当時はワンルームマンション投資が流行っていて、「賃料保証で利回り10%」などとさかんに宣伝していた。しかし考えてみると、そんな物件がほんとうにあるなら、不動産会社は銀行からお金を借りて自分で投資するはずだ。それなのになぜ、赤の他人に「うまい話」を教えるのか。それは営利企業が世を忍ぶ仮の姿で、その実態は「慈愛にあふれたボランティア団体」だからだ――とも書いた

    第82回 不合理なアパート商法なお(橘玲の世界は損得勘定) – 橘玲 公式BLOG
    uehaj
    uehaj 2019/04/04
    片棒
  • 日本の未来は明るい(『働き方2.0vs4.0』おわりに) – 橘玲 公式BLOG

    新刊『働き方2.0vs4.0』から、「おわりに 日の未来は明るい」を出版社の許可を得て掲載します。 「人口が減少している日ではイノベーションも起こらず、このままではアメリカ中国に負けてしまう」という悲観論がしばしば語られます。 しかしこれは、奇妙な理屈です。まず、戦争ではないのだから、市場での競争で国家が勝つとか負けるとか議論をすることになんの意味もありません。経済環境が変化するなかで、新たに生まれる会社もあれば退場していく会社もあるというだけのことです。 その結果、日の会社が「競争」に負けたとしても、世界に会社はたくさんあるのですから、そこで働くか、フリーエージェントとして生きていけばいいだけのことです。大事なのは自分の人的資を労働市場に効率的に投資して富を獲得することで、給料はどこの国の会社からもらっても同じです。――それ以前に、グローバルなIT企業(プラットフォーマー)は多

    日本の未来は明るい(『働き方2.0vs4.0』おわりに) – 橘玲 公式BLOG
    uehaj
    uehaj 2019/03/26
    大事なのは自分の人的資本を労働市場に効率的に投資して富を獲得、給料はどの国の会社からもらっても同じ/日本知識人は「米英の様な成熟市民社会が作れないのは日本人が愚か」今欧米の知識人「日本がうらやましい」
  • SNSの「正義」はオルガスムと同じ? 週刊プレイボーイ連載(373) – 橘玲 公式BLOG

    最初は、たわいもない話でした。ロックバンドの女性が、親友だった男性ミュージシャンと絶交したとフェイスブックに書き込んだのです。 きっかけは、そのミュージシャンが知人の女性にひわいな写真を送りつけたとSNSで告発され、ライブ会場から出入り禁止になったことでした。バンドのメンバーは疑惑を否定しましたが、#MeToo(ミートゥー)運動で社会がセクハラにきびしくなっていることもあって、彼女は「ひとりの女性として、彼がしたすべてのことを拒絶する」と書きました。それはたちまち「炎上」へとつながり、ミュージシャンは仕事を失い、アパートを追い出され、別の街に引っ越さざるを得なくなって、人生は過酷なものになりました。 その後彼女は、ロックバンドのボーカルとして(すこし)有名になりました。すると突然、高校時代の出来事を蒸し返されて大炎上することになります。誰かが女子生徒のヌード写真をSNSにアップし、その写真

    SNSの「正義」はオルガスムと同じ? 週刊プレイボーイ連載(373) – 橘玲 公式BLOG
    uehaj
    uehaj 2019/03/06
    枚挙にいとまがない。障害者のタラップ乗降、シリアの中田さん、ほかバッシングすべて。
  • 官民ファンドの蹉跌は日本社会の象徴 週刊プレイボーイ連載(366) – 橘玲 公式BLOG

    鳴り物入りで始まった国内最大の官民ファンド、産業革新投資機構(JIC)が経済産業省と対立し、社長や民間出身取締役全員が辞任するという異常事態になりました。報酬や運用方針について経産省官房長と文書を交わしたにもかかわらず、高額報酬への批判が高まると一転して報酬案を白紙撤回し、運営に国の関与を強めようとしたことが混乱の原因とされています。 世耕経産相は「事務的な不手際」があったとして事務次官を厳重注意処分にしましたが、社外取締役の弁護士は「すでに有効に成立した契約の効力について、このような主張をするのは、法治国家の政府機関として法律的に納得を得られるものではない」と述べており、JICの取締役会が官房長の文書を「契約」と見なしていたことは明らかです。そのことに触れられたくないからことさらに「事務的」を強調し、事務次官と大臣の給与を自主返納することにしたのでしょう。 安倍政権の成長戦略の一環として

    官民ファンドの蹉跌は日本社会の象徴 週刊プレイボーイ連載(366) – 橘玲 公式BLOG
    uehaj
    uehaj 2018/12/30
    お上は下賤な者との契約などいつでも勝手に反故にしていいと考えています
  • 徴用工判決で、なぜ韓国の民意を無視するのか? 週刊プレイボーイ連載(361) – 橘玲 公式BLOG

    韓国の大法院(最高裁)が元徴用工の賠償請求を認める判決を出したことで、またもや日韓関係が揺らいでいます。1965年の請求権協定で「(強制動員の被害補償は)完全かつ最終的に解決済み」というのが日政府の立場で、河野外相が「両国関係の法的基盤が根から損なわれた」と批判するのも当然でしょう。 国際政治では長らく、リアルポリティクス(現実主義)とリベラル原理主義が対立してきました。典型は核兵器問題で、リアルポリティクスの論者(大半の国際政治学者)はゲーム理論に基づき、米ソいずれも相手を確実に破滅させられる核兵器を保有する「相互確証破壊」こそが平和を維持しているとして、中途半端な軍縮交渉を批判してきました。それに対してリベラル原理主義は、こうした賢しらな論理を嫌悪し、核兵器は「絶対悪」なのだからどんなことをしてでも全廃しなければならない、と主張します。 こうした対立は、日では沖縄問題で顕著です。

    徴用工判決で、なぜ韓国の民意を無視するのか? 週刊プレイボーイ連載(361) – 橘玲 公式BLOG
    uehaj
    uehaj 2018/11/27
    反感には応報する、という遺伝子があるからでしょ。それがない個体や集団は遺伝子を残せなかった。反日=リベラルじゃないし、リベラルなんて藁人形は全然関係ありましぇん。/ 人間に期待しすぎの理想主義者
  • 女児虐待死事件でメディアがぜったいいわないこと 週刊プレイボーイ連載(343) – 橘玲 公式BLOG

    目黒区で5歳の女児が虐待死した事件では、「きょうよりか もっともっと あしたはできるようにするから もうおねがい ゆるして」などと書かれたノートが発見され、日じゅうが大きな衝撃に包まれました。このような残酷な事件が起きないようにするために、いったいなにができるでしょうか。 この事件について大量の報道があふれていますが、じつは意図的に触れていないことが2つあります。 女児を虐待したのは義父で、母親とのあいだには1歳の実子がいました。じつはこれは、虐待が起こりやすいハイリスクな家族構成です。 父親は自分の子どもをかわいがり、血のつながらない連れ子を疎ましく思います。母親は自分の子どもを守ろうとしますが、それ以上に新しい夫に見捨てられることを恐れ、夫に同調して子どもを責めるようになるのです。なぜなら進化論的には、ヒトは自分の遺伝子をもっとも効率的に残すよう“プログラム”されているから……。 こ

    女児虐待死事件でメディアがぜったいいわないこと 週刊プレイボーイ連載(343) – 橘玲 公式BLOG
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    uehaj 2018/07/10
  • 新刊『朝日ぎらい』のあとがきを公開します – 橘玲 公式BLOG

    6月13日発売の新刊『朝日ぎらい』の「あとがき」を、出版社の許可を得て掲載します。 ****************************************************************************************** お気づきの方も多いと思うが、『朝日ぎらい』のタイトルは井上章一さんのベストセラー『京都ぎらい』から拝借した。この“パロディ”を快諾していただいたばかりか、大いに面白がってくださった井上さんにまずは感謝したい。 書を最後までお読みいただいた方はおわかりだと思うが、私の政治的立場は「リベラル」だ。「普遍的人権」という近代の虚構を最大限尊重し、いわれなき差別のない自由な社会が理想だと思っている。 「リバタニア」のなかでは日では数少ない「リバタリアン部族」に属し、日は重層的な身分制社会だとして、その根幹にある日的雇用を批判してき

    新刊『朝日ぎらい』のあとがきを公開します – 橘玲 公式BLOG
    uehaj
    uehaj 2018/06/17
    日本ではすでに精神面や本質でのリベラルは滅びていて、形骸が踊っているのみ。ダブスタとかそんな「直せそうな何か」の問題ではない
  • 慰安婦問題を「最終的で不可逆的」に解決するために 週刊プレイボーイ連載(226) – 橘玲 公式BLOG

    昨年末の「慰安婦」日韓合意は戦後史に画期をなす出来事ですが、その意義がじゅうぶんに理解されているとはいえません。 従軍慰安婦問題についてはさまざまな立場があるでしょうが、国際的には、日韓のナショナリズムの衝突ではなく、女性の人権問題と見なされていることを押さえておく必要があります。 旧ユーゴスラビアの解体とボスニア内戦は、その凄惨さによって西欧諸国に大きな衝撃を与えました。とりわけ戦場における虐殺と性暴力は、「人権の擁護は国家の主権を超える」という新しい流れを生み出しました。従軍慰安婦問題も、こうした「普遍的人権」の枠組みのなかで国際社会で取り上げられるようになったのです。そこで重視されたのは、日韓の歴史認識のいずれが正しいかではなく、戦争の被害者である女性をいかに救済するか、ということでした。 しかし残念なことに、こうした冷戦後の新しいパラダイムは、日でも韓国でもほとんど理解されません

    慰安婦問題を「最終的で不可逆的」に解決するために 週刊プレイボーイ連載(226) – 橘玲 公式BLOG
    uehaj
    uehaj 2016/01/25
    "「正義」のひとたちは、この結果責任を担う気はさらさらない"
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