ドン・キホーテ銀座本館には、至る所に免税の文字や中国語が並ぶ。化粧品や菓子などのほか、魔法瓶も人気商品だという(東京都中央区で) 中国の「春節」をはさんだ大型連休が18日から始まる。 日本の小売業界や観光業界にとっては一大イベントで、品ぞろえの充実やイベントの開催などで消費の取り込みを目指している。年末年始の商戦が一段落し、2月は国内消費が停滞しがちなだけに、中国人らへの期待は大きい。 ◆消費額「けた違い」 三越銀座店(東京都中央区)は中国人向けのスーツを販売する。いかり肩でかっぷくの良い体形が多い中国人向けにメーカーと共同企画し、税抜き価格7万9000円~13万円。いずれも価格は高めだが、「中国人は日本の品質を好むので、ものが良ければ、高くても売れる」(同店)。 春節の時期は例年、中国人客が急増し、免税販売が前週の約2倍になる店もあるという。しかも、「中国人の消費額はけた違いに大きい」(