日本語入力ソフトのユーザー辞書は、ユーザーが追加したかな漢字変換の語句などを記録しています。このため、OSを再インストールしてデータが消えたパソコンや購入したばかりのパソコンでも、ユーザー辞書を移せば、日本語入力ソフトで追加した語句を変換できるようになります。Windowsに付属する「IME」など一般的な日本語入力ソフトのユーザー辞書は、辞書の読み込み機能を利用して新しい環境に移せます。 読み込み手順を紹介する前に、移行元でのユーザー辞書の保存の仕方を説明しましょう。ここでは「IME 2002」を例にして説明します。IMEの場合、ユーザー辞書は1つのファイルになっているので、このファイルをいったん保存して、新しい環境に読み込みます。古いバージョンでも、必要な操作はほぼ同様です。 まず、「IME ツール バー」の「ツール」ボタンをクリックして現れるメニューから「プロパティ」を選択します(図1