いま、システム開発の現場に「感動」を持ち込もうという動きが始まっている。チームのコミュニケーション力の改善、一体感や仲間意識の醸成、仕事の意味や意義を再確認できる仕組みの整備などなど。方策は至って地味だが、仕事の達成感と、そのチームで働く喜びという代え難い感動を生んでいる。 もちろん感動などなくとも、仕事はできる。だが感動する機会が多ければ多いほど、人はより主体的に働き、大きな物事を成す。 そもそも、小さなものから大きなものまで、ソフト開発の必ずどこかには「感動」があったはずだ。自らかかわったシステムが稼働し始め、経営や組織が変わってきたときに感じる達成感やチームに貢献し、メンバーが互いにその能力と成果を認め合う喜びである。 チームの絆は品質に通ず=フェリカネットワークス= 「私はあなたの話を聞いていますよ」。言葉や態度で表現したり、要所要所で話の内容を確認したりする「傾聴」の練習。相手の
![感動するチーム(前編)=「絆」が呼び覚ますやる気](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/bed39b5962a5d552c95b6d796db8f55e72d32943/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fxtech.nikkei.com%2Fimages%2Fn%2Fxtech%2F2020%2Fogp_nikkeixtech_hexagon.jpg%3F20220512)