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歴史に関するukeyeのブックマーク (7)

  • あとがき9 「つきあい」の可視化: 河野有理編『近代日本政治思想史』(ナカニシヤ出版、2014年) - あとがき愛読党ブログ

    瓦経というものをご存知だろうか。 粘土板にお経を刻んだものだ。 瓦経|奈良国立博物館 なぜか平安時代ごろから、この瓦経を大量に作って土に埋めることが流行りだした。 それが父母の供養や自分の極楽往生に効くと思われていたらしい。 瓦一枚につき200字も入らないので、長いお経を瓦という媒体に収録するためには、膨大な枚数の瓦を焼かなくてはならない。そのため、多くのカネと手間がかかる。それゆえ瓦経の埋納は、たくさんの出資者を集めて遂行される地域の一大プロジェクトだった。 その瓦経が土中から現代人によって掘り起こされる。新しく瓦経が発掘されたとき歴史学者がまず注目するのは、(中世人からすればはなはだ奇異だろうが)彼らが精魂込めて彫りこんだお経の文章自体ではない。瓦経のなかには、文(お経)といっしょに、それを埋めた年月日や出資者の名前が彫りこまれたものがある。歴史学者は文そっちのけでそれに熱中するの

    あとがき9 「つきあい」の可視化: 河野有理編『近代日本政治思想史』(ナカニシヤ出版、2014年) - あとがき愛読党ブログ
  • 人間が自然界で一番偉いという風潮(イギリス編) トマス (1983) [1989] - えめばら園

    人間と自然界―近代イギリスにおける自然観の変遷 (叢書・ウニベルシタス) 作者: キーストマス,山内昶出版社/メーカー: 法政大学出版局発売日: 1989/07メディア: 単行 クリック: 4回この商品を含むブログ (4件) を見る トマス, K. (1983) [1989] 『人間と自然界―近代イギリスにおける自然観の変遷』(法政大学出版局) 一章 人間の優越性 今日のイギリスには、階級の高低を問わず深い田園愛がみられるようです。ところが自然に対するこうした態度は、かつては全く考えられないものでした。この著作は16世紀から18世紀後半にかけてイギリスで起こった自然に対する人々の感性の変化を、文450pに対して100pもある豊富な文献によって描き出そうとする著作です。個々の事例が面白いタイプのですが、大づかみにまとめます。まず一章は、人間の優越性の思想全盛期が描かれます。 テューダー

    人間が自然界で一番偉いという風潮(イギリス編) トマス (1983) [1989] - えめばら園
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    ukeye
    ukeye 2013/10/03
    楽しさ
  • なぜ人はヒトデを見て星だと思ったのか

    酔った勢いでサブアカで書き散らしたことと聡明なフォロワーさんたちとの会話をまとめました. 詳しい方がいましたらなんか教えて下さい

    なぜ人はヒトデを見て星だと思ったのか
  • 税の発生過程の一つが分かる『贈与の歴史学』

    権力基盤が弱かったせいかぱっとしない室町幕府のせいで、今まで室町時代好きの歴史マニアの気持ちがよく理解できなかったのだが、『贈与の歴史学 儀礼と経済のあいだ』を拝読して、その面白さが少し分かるようになった気がする。 書では贈与と言う一見素朴な行為の発展と限界が紹介されているのだが、特にそれが高度に形式化した室町時代に重点が当てられている。贈与と言うと、経済システムの中では狭い人的ネットワークの中で行われる補完的な何かに思うかも知れない。現代社会ではそうかも知れないが、中世社会まではそうでは無かったらしい。なぜならば贈与と税金の境界が曖昧だったからだ。 日においては、米を収める租や繊維製品や貨幣を収める調と言う税金は、神にたいする贈り物(初穂)が古代社会において転化したものだそうだ。これらの多くは「官物」と言う地代に統合され税に発展する*1が、中世社会においても初穂は「上分」として残るこ

    税の発生過程の一つが分かる『贈与の歴史学』
  • 過去100年で最も影響力のある写真:ハムスター速報

    過去100年で最も影響力のある写真 Tweet カテゴリ画像系 ハムスター2ちゃんねる ID:hAmUsOkU0 キャプションや説明ははわりと適当です。 間違いなどありましたら教えて下さい。 40 Of The Most Powerful Photographs Ever Taken 1.違う時同じ場所で Via: blameitonthevoices.com 2.戦車の前に跪く老兵 Via: englishrussia.com 3.ハートを手渡す女の子 ルーマニア・ブカレストにおける緊縮政策に対するデモ中、女の子は暴動を警戒する警官にハート型の風船を渡した。 Source: ioanamoldovan.com / via: theworldreporter.com ハムスター2ちゃんねる ID:hAmUsOkU0 4.逮捕される引退した警官 彼は2011年のウォ

  • 日本は果たして中国化するのか?−足立啓二著『明清中国の経済構造』を読む(前)− - 梶ピエールのブログ

    ここ1,2年、中国は独自の発展モデルを持っているとか、ワシントンコンセンサスから北京コンセンサスだとか、いや中国を初めとしてこれからは国家資主義の時代だとかいった議論がかまびすしい。しかし、書はそのようなその時々の情勢に影響された時論や、あるいは現政権の正当性を追認するだけような底の浅い議論が吹っ飛んでしまうような重量級の実証研究である。 汲古叢書99 明清中国の経済構造 作者: 足立啓二出版社/メーカー: 汲古書院発売日: 2012/02/10メディア: 単行 クリック: 1回この商品を含むブログを見る 著者の足立氏はよく知られるように、1998年に出版された『専制国家史論―中国史から世界史へ (叢書 歴史学と現在)』が話題となった際に、西尾幹二氏や坂多加雄氏といった人々−端的に言えば「新しい歴史教科書をつくる会」関係の人々−にその議論が積極的に評価される、ということがあった。そ

    日本は果たして中国化するのか?−足立啓二著『明清中国の経済構造』を読む(前)− - 梶ピエールのブログ
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