菅氏の小沢離れが、マスコミの「傀儡」批判を封じた形だ。その裏に、小沢氏のしたたかな計算があるようだ。 3日夜、民主党・小沢グループの1回生らが、党代表選挙で樽床伸二衆院環境委員長を支持することを決めた。小沢グループ全体としては「自主投票」が決まる中、異例の展開となった。 民主党代表選には、3日までに菅直人副総理・財務相と樽床氏の2人が立候補を表明していたが、同日午後7時から港区赤坂の一角にある会場に集まった小沢グループの1回生議員らは、樽床氏支持を決めた。参集した同グループの議員らは、ことの展開に呆れるばかり。樽床氏支持を訴える声にまばらな拍手で応えたという。 というのも、昨日集められた同グループの議員らには、事前に「第3の候補擁立」が伝えられていたという。しかし、会場には樽床氏と同氏を推す議員が現れ反対意見を述べる間もなく「樽床支持」が決まったとされる。グループの中からは「どうなっている