産経新聞社とFNN(フジニュースネットワーク)の調査など各種世論調査で、菅直人新首相に「期待する」とした支持率が上昇したことについて、選対委員長就任が決まった安住淳氏は7日午前、「菅氏に対する期待値が非常に大きいのは予想以上で、非常にうれしい。国民のみなさんに感謝、感謝だ」と述べた。夏の参院選に向け、「これを1カ月維持して票につなげていくのはこれからだ」と表情を引き締めた。 官房長官に就任する仙谷由人国家戦略担当相は、菅政権に「期待する」との回答が57・3%にのぼったことについて、「もう少し欲しいね」と語った。再任が決まっている別の閣僚は「5割は超えてほしいと思っていたのでまずまずの滑り出しだ」と安堵(あんど)の表情を見せた。
菅氏の側近議員は「『菅政権』が小沢氏らを外す人事を断行し、国民にアピールすることができれば、参院選の結果もおのずとついてくる」と述べ、「小沢外し」が参院選対策につながると強調する。 一方で、慎重論もある。小沢氏は、菅氏の党代表の任期満了となる9月の代表選で対抗馬を立て、勝負を挑む姿勢を示唆している。「まともにケンカしたら、小沢氏には勝てない。上手に取り込むべきだ」というわけだ。国対委員長に、小沢グループが代表選で事実上支援した樽床氏を据える狙いについて、菅グループ幹部は「小沢グループがどう反応するかを見てみたいからだ」としている。 もっとも、党内では小沢氏の求心力低下もささやかれている。 「小沢グループ」の中心となる「一新会」はこれまで、「小沢氏を支持する議員は党内に150人」と「数の力」を誇示してきたが、代表選での樽床氏の票は129票にとどまった。 小沢氏の資金管理団体「陸山会」を巡る政
菅氏の小沢離れが、マスコミの「傀儡」批判を封じた形だ。その裏に、小沢氏のしたたかな計算があるようだ。 3日夜、民主党・小沢グループの1回生らが、党代表選挙で樽床伸二衆院環境委員長を支持することを決めた。小沢グループ全体としては「自主投票」が決まる中、異例の展開となった。 民主党代表選には、3日までに菅直人副総理・財務相と樽床氏の2人が立候補を表明していたが、同日午後7時から港区赤坂の一角にある会場に集まった小沢グループの1回生議員らは、樽床氏支持を決めた。参集した同グループの議員らは、ことの展開に呆れるばかり。樽床氏支持を訴える声にまばらな拍手で応えたという。 というのも、昨日集められた同グループの議員らには、事前に「第3の候補擁立」が伝えられていたという。しかし、会場には樽床氏と同氏を推す議員が現れ反対意見を述べる間もなく「樽床支持」が決まったとされる。グループの中からは「どうなっている
うつむき加減で札幌高裁に入る連合北海道札幌地区連合会の元会長、山本広和被告(61)=1日、午後1時15分ごろ、札幌市中央区(大竹直樹撮影) 昨年8月の衆院選で当選した民主党の小林千代美衆院議員(41)=北海道5区=陣営の選挙違反事件で、公選法違反(買収約束、事前運動)の罪に問われた連合北海道札幌地区連合会元会長、山本広和被告(61)の控訴審判決公判が1日、札幌高裁で開かれた。小川育央裁判長は懲役2年、執行猶予5年とした1審札幌地裁判決を支持、弁護側の控訴を棄却した。 山本被告は昨年8月の衆院選で小林氏陣営の選挙対策委員長代行だった。札幌地検は山本被告を連座制適用対象の「組織的選挙運動管理者」と判断。1審の審理は「百日裁判」で進められた。高裁判決が確定すれば、札幌高検が小林氏の当選無効などを求める訴訟を札幌高裁に起こす見通し。 連座制では候補者の当選を無効とし、同一選挙区での立候補を5年間禁
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