次世代無線通信の免許 KDDI、ウィルコムに 総務省は18日、高速で動画や大量のデータをやり取りできる「次世代無線通信」の周波数帯について、KDDI陣営と、簡易型携帯電話(PHS)最大手のウィルコムに免許を与える方針を固めた。21日に開く電波監理審議会(総務相の諮問機関)に諮問し、電監審は即日答申する見通しだ。 次世代無線通信を巡っては、KDDI陣営、ウィルコムに加え、NTTドコモとADSL(非対称デジタル加入者線)大手のアッカ・ネットワークス連合、ソフトバンクとイー・アクセス連合の計4陣営が免許を申請した。 総務省は事業計画などをもとに審査し、他社に先駆けて技術開発に取り組んできたKDDI陣営と、日本発の技術であるPHSを次世代通信に応用するウィルコムに、免許を与えるのが適当と判断した。 KDDIは米インテルなどと新会社を設立し、インテルが開発した通信技術「WiMAX(ワイマックス)」