梅田さんのシリコンバレー精神 -グーグルを生むビジネス風土 (ちくま文庫)を読んだ。 正確には、ハードカバーの時に一度読んでいたから、再読したことになる。たしか、最初に読んだのは2004年だったと思うから、実に2年ぶりに再読したことになる。 本書の大部分は5年以上前に書かれたものだから、内容的には古いものもある。しかし、逆に考えるとこの本で描かれる1996-2001年という5年間のインターネット業界の歴史を記した本は他に無いだろう。十分に文庫化される価値がある本であると感じたと共に、これが700円以下で買えるということは素直に喜ぶべきことだと感じた。 1996-2001年というのは、インターネット企業が新興し始め、絶頂期を迎え、その後バブルが崩壊した5年間であると思う。 「ウェブ進化論」が未来志向の啓蒙図書であるとすれば、本書はインターネット産業がよちよち歩きだった時期の事実を記した貴重な
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