両端が出店オーナーの岡島君(右)と武井くん (左)、まんなか2人が当スペースオーナーの 園田くん(ロングヘア)と岩坂さん 西日暮里は谷根千エリアや上野にも近いのだが、こうしたエリアに集まる一見さんからの視線が届かない、なかなかにディープな土地だ。JR西日暮里駅から徒歩約3分、昭和の香りがまだ残る一角に学生がひと月交代で運営するショップ”があるというので、さっそく取材に出かけた。 店名は「OP.00302(オプスサンマルニ)」 。クラシック音楽のような作品番号とビルの302号室というロケーションがショップ名の由来だ。 築30年は余裕で経過していそうな雑居ビルの3Fにある室内は、広さおよそ30平方メートル。1つの壁面に作りつけの棚がしつらえてある以外は、古い部屋の味わいをそのまま使用している。商品棚などの什器はなく、かなり年季の入った木製の棚が微妙なバランスで配置され、古着や古書、小さなオブジ