ブックマーク / asanoomusubi.hatenablog.com (148)

  • ゆるやかに可愛く - asaの足あと

    娘がまだ赤ん坊だった頃、 「今がいちばんかわいい時ね」 と、電車の中でお隣りになった人や 夫の実家で会う親戚たちに、幾度も言われた。 抱っこ紐の中で無邪気に笑う娘は確かに愛らしく、 私は、はいはい可愛いですともとうなずいたり、ふふふっと笑い返していた気がするけれど、 赤ちゃんをとっくに過ぎ、幼児になって、少女になって、9歳になった今でも、 私にとって娘はいつだって【今】がいちばん可愛いのだった。 ずいぶんブログを書けずにいた。 久々に書いてみると、言葉がちっともまとまらないうえ、改行がうまくできない。 どういうわけだか。。。 健やかに成長していく娘とはうらはらに、 相変わらず心身のバランスをとるのがへたくそな私は、 日々苛立ったり、体の不調に嘆いたりしていたのだけど、 昨年はそれに加え、顔面の不調に激しくうろたえた。 顔面のひどい不調... 要は加齢によるたるみだ。 ふと鏡を振り返って見よ

    ゆるやかに可愛く - asaの足あと
    umet
    umet 2022/01/02
    ゆるやかに可愛い、名言だな。私もゆるやかに可愛くなりたい。ゆるやかに可愛かったらきっと周りの人からひいきにしてもらえる。笑 改行ができないのは比喩?私もときどきできなくなります。全部つながっちゃって。
  • 3つのスープ - asaの足あと

    大腸がん検診前日の夫には お豆腐だけのすまし汁を。 いつも味噌汁をいやいやべさせられている娘には 中華スープを。 野菜たっぷりの味噌汁が欠かせない私は やっぱり今朝も 野菜室に残った野菜を なんでもかんでも放り込んだ味噌汁を。 ふらふらだ、体がもういうことをきかない… と、昨日の帰りの電車では すっかりくじけきっていたくせに、 忙しない夜を終え、 また朝がきて、キッチンにたつと、 ちゃんと体は動き いつものとおりしっかりと い意地がはっているのだった。 ぬか漬けをぽりぽりかじり、 ゆで鶏をむにゃむにゃほおばりながら、 朝のおにぎりをにぎった。 どうやらだいじょうぶなようだ。 金曜日。 あと1日。 だいじょうぶっぽいな。

    3つのスープ - asaの足あと
    umet
    umet 2021/06/25
    私も野菜スープつくろう。大丈夫っぽさを感じられる何かがあるのはいいね。
  • なんでもないようなことを書く - asaの足あと

    日曜日のこと、 日記にかくことがない と娘が言った。 宿題で出さなきゃいけないのに、 昨日なんにもしなかったし今日もなんにもしないし、 と。 なんにもしなかった? と、私はぎょっとした。 なにもしないで どうしてここまで家の中が散らかるのだ。 工作だ工作だ!と 昨日も今日もあれこれ出しては 切りまくって貼りまくっていたではないか。 にもかかわらず、 娘は提出用の用紙をつまんで、 こまったなぁとため息をつく。 私は苛立って、 「お出かけとか、買いものとか、 そういうことでもしないと日記かけないの?」 と言った。 「いつもと同じなんでもないようなことを拾い上げて 素直に書く、それが日記じゃないの? 日記かくために暮らしてんじゃないんだからさ」 と、さらに冷たく言い放つと、 娘は顔を歪めて、ぷりぷり泣き怒って、 夫のおこもり部屋に去って行った。 やがて、気を取り直した様子の娘が、 とびはねるよう

    なんでもないようなことを書く - asaの足あと
    umet
    umet 2021/03/16
    最高!娘ちゃん、文才あるわー!
  • 焼きおにぎりへと移行する - asaの足あと

    しばらく五平にはまっていたのだけど、 夫は五平はいまいちな様子で、 はじめはその存在感と香ばしさに はしゃいでかじりついていた娘も 毎週のように出てくると、 ありゃまた五平…といった反応に。 いつまでもはまりつづけているのは私だけか と考えると、 一生懸命ごはんをすりつぶす気力が萎えていった。 五平熱がさめ、 焼きおにぎりへと移行する。 ツナマヨをたっぷりのっけたおにぎり。 ごはんをすりつぶすのには萎えたけど 胡桃と白胡麻の甘いお味噌への思いは萎えず、 すり鉢の中やっぱりすりすり 五平のたれをつくって、 それを両面にぬりたくったおにぎり。 それから夫と娘用に 冷凍してた混ぜごはんもおにぎりにして、 グリルにならべてじっくり焼く。 目が覚めてから何時間もたつのに いつまでもいつまでも 布団のなかでだらだらしつづけた 朝寝坊な週末の、朝昼ごはん。 (なんだか今まで以上に画像も調理も荒

    焼きおにぎりへと移行する - asaの足あと
    umet
    umet 2021/03/15
    やはり相変わらずおいしそう。そしてナチュラルなテント、かわいいなあ。
  • 生米パンを焼いてお雛様をだす - asaの足あと

    幾度もの失敗に滅気ていたけど、 娘が懇願するから、 また生米パンをつくる。 今回は、 ひと晩浸水したお米とお豆腐、 ベーキングパウダーのレシピで。 発酵なし、オーブンで約40分。 やっぱりお米のつぶつぶ感が残ってしまったけど、 前回よりはパンらしくなりました。 娘は大喜び。 夫はどうでもいい様子で ほんの少したしなむ程度で 席を立った。 写真で見返すとビスケットみたいだな。 米麹と麦麹と豆麹に酒と醤油で、 味噌を仕込む。 3週間ほどでできあがるそうな。。。 当かなぁ…と、半信半疑。 いいのか悪いのか分からないけど、 美味しくなーれ と、揉んでみる。 お雛様をだしました。 今年は出す場所がないわ と思っていたけど、 整理整頓をしたらちゃんとあった。 毎年、並べ方が分からない。。。 晴天の祝日。 やりたかったこと、 やらないとと引っかかっていたこと をひとつずつ、着々と。。。 気づいたら、

    生米パンを焼いてお雛様をだす - asaの足あと
    umet
    umet 2021/02/12
    米パンづくり板についてきたね。asaさん、麹のように健やかに生きているわ!とてもいいわ!
  • せっせせっせとお米を食べる - asaの足あと

    どういうわけなのか、 半年以上前の私が夫に依頼したようで、 昨年末に30kgものお米が届いた。 そんなことになるとはつゆ知らず、 私自身のふるさと納税で 15kgのお米を頼んだばかりという時に。 そんなこんなで、今の我が家はお米だらけ。 せっせせっせとごはんをべている。 週末のブランチからパンが消え、 娘の笑顔が凍りついた。 そこで、お米でできるパンはないかと クックパッドとYou Tubeを検索。 あったあった、生米パン。 ミキサーがないからハンドブレンダーで、 浸水していたお米とその他材料を砕く…… でも、レシピにあるように なめらかにはならず いつまでたってもお米の姿が残った。 私のやり方がわるいのか、 ハンドブレンダーがわるいのか。 なめらかにならないまま やけくそで炊飯器に入れて炊き上げたら、 やっぱりちっともふくらまず、 つぶつぶだらけのパンができた。 ライスバーガーみたいな

    せっせせっせとお米を食べる - asaの足あと
    umet
    umet 2021/01/30
    娘ちゃん、字がとっても上手。生米パン、作ってみたいな。でも炊飯器がない。。。怒らないで暮らそう。いい言葉。
  • 不格好に巻きつける - asaの足あと

    ゆるやかにはじまった今年2日目の朝。 朝ご飯と昼ごはんを兼ねて、 グリルでおを焼いて、 醤油をつけ、海苔巻きにする。 久方ぶりに出汁巻き卵を作ると ひどく不格好にできあがった。 お節の横にどんっと盛りつけ、 いろんな角度から眺めてみる。 どこから見てもやっぱり不格好で愛らしい。 お腹がいっぱいになったので、 運動がてら、年末にやり残した 気になっていたところの掃除をした。 でっかいダブルベッドをよけて、 下の埃をすいとったり、ふきとったり。 すぐにぐちゃぐちゃになる 娘の衣類入れの中も。 年末に大掃除をしていると、 頼まなければなにもしようとしない 頼んでも6割ほどでなげだす夫に いつもイライラしてしまうのに、 不思議なことに 年始はちっともイライラしない。 ソファーにふんぞり返って 駅伝とラグビーを交互に見ている夫にも、 You Tubeに釘付けになって 数日以内に「ただのガラクタ」と

    不格好に巻きつける - asaの足あと
    umet
    umet 2021/01/06
    うん、ガラクタになるのにガチャガチャはやっぱり楽しいし、ゲームといえども負ければ気分に害が生じるよね…!asaさんちのお正月好き。
  • 質素で贅沢なお正月をむかえる - asaの足あと

    夫と暮らし始めてから はじめて自宅で迎えるお正月は、 質素で、おだやかで、こじんまりと心地よい。 お雑煮に今年は 焼いたおを入れてみた。 ぷっくりふくれてくる焼きをみていると、 お醤油と海苔でもべたくなって、 お雑煮とお醤油を同時にべる。 娘はおやつと夜のデザートに、 きなこをふんだんにかけたきなこべた。 混んでたら引き返そうね、と、 お散歩がてら 近所の神社に足をはこんでみたけれど、 少しだけ行列ができていたので、 お参りはやめて、 近くのドラッグストアのガチャガチャをやってから、 公園に移動した。 夫と娘が鬼ごっこをしているあいだ、 私はベンチで日向ぼっこ。 帰宅後、娘が録画していた映画をみている横で、 夫のシャツのボタンを縫うついでに、 カーテンの裾をちくちく縫った。 へんてこに仕上がる。 不格好なので近いうちに取り外そう。。。 夜、サンタクロースがとどけてくれた 鬼

    質素で贅沢なお正月をむかえる - asaの足あと
    umet
    umet 2021/01/02
    何でだかわからないけど「近くのドラッグストアのガチャガチャをやってから」っていうところが最高に好き。せっかく縫ったのにカーテン解いちゃうの?へんてこでもいいのに。いい一年になりますように!
  • ママを卒業する - asaの足あと

    「ママ、ママ」 と甘えた声でくっついてきていた娘が 何を思ったのか、どう思い立ったのか、 半月ほど前から私のことを 「おかあさん」 とよぶようになった。 はじめは淋しくて、 気がゆるんだすきに 「ママ」と娘の口からふとこぼれるたび うひゃひゃっ、と喜んでいたのだけど、 そんなふとも もうほぼなくなってしまった。 娘の8歳の誕生日は出社日で 早くに家をでる必要のあった私は、 ひとり先に朝ごはんをたいらげたあとに 娘を起こした。 寝室からのそのそ移動してきた娘と 小部屋からひょこひょこやってきた夫に 味噌汁をよそってから、 マスクをし、いそいそと玄関にむかった。 「わぁ。ちょっとおとうさんこれみて! おかあさん!! おにぎりもったいなくてべれな〜い♡」 と、娘のでれでれした歓声を背中に受け、 その日の仕事の不安を蹴散らした。 ママからお母さんに変わっても、 甘えた声もくっつき具合も スキごは

    ママを卒業する - asaの足あと
    umet
    umet 2020/12/07
    子どもの変化のほうが早すぎて、きっぱりしてて、大人はいつも置いてけぼりを食らうよね~^^
  • この秋はじめての秋刀魚をたべる - asaの足あと

    昨日この秋はじめて秋刀魚を買った。 娘はいらないと言うので、 夫と私の分だけグリルで焼く。 塩麹に漬けて常備している豆腐は、 娘はぜったいいらないと言うし、 夫は薬のように無言ではじめに飲み込むので、 私の分だけ。 グリルの上の秋刀魚と豆腐が なんだかいい感じにみえてきて、 写真を撮ったのだけど、 あとで見返してみると、 ひどく不格好。 大根は鬼おろしで。 夫がハイボール用の氷をとりにきて、 スマホを鬼おろしに向けていることが 恥ずかしくなる。 同時にかすかな苛立ちをおぼえ、 チッと舌打ちをする。 スマホでちゃちゃっと撮る写真は、 その場で見返したり、撮り直したりはしない。 時間をおいて見てみると、 ひどくブレているうえ 記憶のなかの光景と ずいぶん違うものがそこにあり、 唖然とする。 味噌汁をつくり、 雑穀ごはんを圧力鍋で炊き、 サラダに鶏ハムとゆで卵をのせる。 温泉卵に納豆をならべる。

    この秋はじめての秋刀魚をたべる - asaの足あと
    umet
    umet 2020/11/09
    え、豆腐を塩麹づけ?常備?やってみようかなー!
  • ブログからはなれてゆく - asaの足あと

    たとえば 半年以上前からおかしな音をたて けっこうな頻度で 脱水のときに止まっていた洗濯機を 買い替えたこととか、 たとえば 季節外れのピーマンを買い たぶん今年最後になる ピーマンの肉詰めをつくったこととか、 たとえば コロナ禍で越してきて 遠慮がちにしか話せなかったご近所さんと スーパーの帰り道で 少しながめの立ち話をしたことが 嬉しくてるんるん帰ったこととか。 たとえば ハロウィンの日にべたかぼちゃが ほくほくしてて栗みたいで やたら美味しくて 得をした気分になったこととか。 そんな、だれにとってもどうでもいいような 他愛もないあれやこれやを ブログにしたためるのが好きでした。 近ごろは、あれもこれも ちっとも言葉にならなくて、 このままここからはなれていくのかなぁ、 なんだかそれは淋しいなぁ、 なんて、ぼんやり考えたり。。。 1日有休をとっての4連休は、 ゆっくりと自堕落に過ぎて

    ブログからはなれてゆく - asaの足あと
    umet
    umet 2020/11/04
    あら!私のことかと思ったよ。「近ごろは、あれもこれもちっとも言葉にならなくて」…ことばになるけどブログにはならないこともあったりさ。
  • 卵を愛し、卵に悩む - asaの足あと

    たとえば、ある平日の娘の朝ごはん。 チキンライスのおにぎりは、 薄焼き卵で包まれていながら、 ゆで卵(4分の1くらい)とマヨネーズを ごはんが包み込んでいる。 形も感もちがう、外の卵と、中の卵。 さらにはスープの中にも また形も感もちがう溶き卵が。 たとえばある休日のブランチ。 カチカチになったフランスパンを 卵と牛乳にひたして フレンチトーストを焼く。 焼きながら、 どうしたものかと考える。 目玉焼きも焼きたいのだけど、と。 朝から卵を使いすぎだろうか、と。 夜にも卵を使うのだけど、と。 家族そろって温泉卵にはまっていて、 ほぼ毎日、温泉卵は夜ご飯の一品。 私はそれをごはんにぶっかけ、 さらに納豆をかけて頬張る。 夫はそれをごはんにぶっかけたあと 温泉卵であったことが分からなくなるくらい 丹念にぐちゃぐちゃにごはんと混ぜこみ 流し込むようにべる。 娘はそのままべたり、 おかずに

    卵を愛し、卵に悩む - asaの足あと
    umet
    umet 2020/10/19
    え、そうなの?そしたらもっと食べられる!
  • 特性を受け入れ合う - asaの足あと

    あなたは自分の言動がひどく冷たくて無神経で思いやりの欠片もないこと、当に分かってないの? と、たたみかけるように放った私の暴言に、夫は「わかってるよ、そういう特性をもってること」とこたえ、私は喉元まで湧き上がっていた次の暴言を飲み込んだ。 「それが俺のパーソナリティ。仕方ない」と夫は続けて言い放ち、苛立たしげに何杯目かのウィスキーを注いだ。 互いに声を荒げて罵りあった数日前のこと。 なるほど、夫はその特性を抱えて生きてきたのか。と、腑に落ちる。つまりは自覚があったのね。と、納得もする。 一見感じのいい夫は、親戚たちの前でそうであるように、おそらく会社でも、今いる友人たちの前でも、外の世界ではその特性をあらわにしない。多くの人が彼を善い人だと言い、優しい旦那さんやね、とも言われる。外にでても見るからに威張りたおしている私は、歯がゆく、もどかしく、ひどく孤独な悪人みたいな気分になる。 私にも

    特性を受け入れ合う - asaの足あと
    umet
    umet 2020/09/28
    それでもちゃんと面と向かってasaさんは言い、旦那さんは自分の特性を認め、私はそこに希望を感じるけどな。本当にどうでもよかったら言わないし受け流すと思うんだ。
  • フライパンでごぼうサラダをつくる - asaの足あと

    ここのところ、ほぼ週末のたびに ごぼうサラダをつくっている。 いつも適当だから レシピとよべるようなものはないけれど、 .............. フライパンにバター(胡麻油の時も)をいれ 人参とごぼうを炒め、 醤油と味醂とほんの少しの黒糖を入れて 煮詰める。 そのあいだに白胡麻をすって、 煮詰まったところで火をとめ すり終えた胡麻を入れる。 これだけで じゅうぶん美味しいきんぴらごぼうだ。 味見という名のつまみいを何度もしたあと、 そのままマヨネーズをどばっといれて混ぜ、 フライパンの中で完成。 .............. マヨネーズを和えるときにボウルにうつす という工程を省いてみた。 洗い物が減るってうれしい。 昨日もまた 娘の溢れかえった引き出しや棚、 床の上のあちこちを 整理しなさい と、がみがみ叱りつけながら、 同時に私も、こちらはこちらで ひそかに溢れかえりそうになって

    フライパンでごぼうサラダをつくる - asaの足あと
    umet
    umet 2020/09/08
    「たいせつにそだててくれるママ」のところで私だったら、「!!!!(感情の嵐)」になりそう。
  • きな粉もちみたいなおにぎりをつくる - asaの足あと

    暑い暑い夏の夜に、 きなこべたい と娘が言いだした。 あいにく家におの在庫はないし、 つく気もなければ まだまだ買う気もない。 仕方がないので、 その日圧力鍋で炊いたばかりの もちもちの雑穀ごはんを こねるようにつぶすように ぎゅぎゅっとにぎり、 きな粉と砂糖と塩少々に和えて出してみた。 きな粉もち風おにぎり。 娘はすっかりハマった。 今では炊飯器で炊いたもちもちじゃない 白ご飯のときでも、 これをする。 後のデザートに、 朝のおにぎりに、 きな粉もちみたいなおにぎり。

    きな粉もちみたいなおにぎりをつくる - asaの足あと
    umet
    umet 2020/09/04
    ひえー、クリエイティブ。これ、玄米ともち麦を混ぜて炊いたお米でやっても、田舎風な感じが出ておいしいかも。砂糖としょうゆ混ぜてあまじょっぱくしてもいいかも!
  • ボリュームを下げて怒る - asaの足あと

    昨夜のこと。 「ちょっと大事な話があるからきいて」 と娘が笑顔で言うのだった。 洗濯物を部屋干しする手をとめて 真剣にこちらを見よ、と指示してくる。 えー、なによ、 と、私は洗濯物を干つづけながら耳を傾けた。 娘は大きく息を吐き出したあと、 意を決したように、 そのくせしっかり笑顔を携えたまま、 「あのね、明日もの置き場のそうじ ちゃんとするから、 やさしーく怒ってほしいねん」 と言った。 あぁ、なるほどね〜。 と、洗濯物を干し終え 改めて娘の方を振り向くと、 娘は嬉しそうに、またどこか誇らしげに、 早口でまくしたてた。 そりゃあ、きたなくしたのはわるいよ。 なにもかもつめこんだのもわるいよ。 だからちゃんと明日きれいにするよ。 だけどな、ママがこわい声で怒ると、 悲しくなって、やる気がなくなるねん。 優しく怒られた方がやる気がでるの。 ママだって怒るのイヤなんでしょ。 優しく怒ったら、怒

    ボリュームを下げて怒る - asaの足あと
    umet
    umet 2020/09/01
    かわいいね。「ボリュームを下げて」って言い方、学校で先生が言ってたのかな?自分で考えておはなしできてえらいね。asaさんも話を聞いてえらいね。
  • 贅沢な夏季休暇を終える - asaの足あと

    10日間の夏季休暇は、 ほとんどの時間を家のなかで過ごした。 毎日していたことといえば、 パンを焼いたり、 掃除をしたり、 娘にきぃきぃ怒り散らしたり。 毎日考えていたことは、 ごはんと掃除のことが大半。 あとは、その日その時を どうしたら機嫌よく過ごせるか。 (実際にはちっとも上機嫌は保てやしない…) 娘とは、きぃきぃ怒り散らし終わったあとは わりとべったりだったような気がする。 娘が選んだアニメを一緒に観たり、 私が選んだ映画やドラマを一緒に観たり。 小学2年生の娘は私にとって、 娘でありながら、 多くの場面において まるで親友みたいだなと思う。 (残りの場面では、感情的で威圧的な出来損ないの母…) 「ママは何するのが好きなん? え?好きなことないん? よーく考えてみーや」 なんて、よく道しるべをくれる。。。 休暇最終日の昨日は、 娘と一緒に「かもめ堂」を観た。 はじめて観たときはま

    贅沢な夏季休暇を終える - asaの足あと
    umet
    umet 2020/08/19
    asaさんちのごはんはかもめ食堂っぽいね。
  • 「すいか」を観ながらちくちく縫う - asaの足あと

    夫は夏季休暇最終日の昨日も 「散歩に行く」と言い残し、 炎天下へとひとりふらふら出て行った。 娘と私はいそいそと 夫のパソコンをテレビにつなぎ、 お試し中のHuluで ドラマ「すいか」のつづきをみる。 すいかの登場人物の誰とも 私はちっとも似ていない、重ならない。 だけど、誰もがの放つ言葉のいちいちに、 しみじみと共感する。 やっぱり好きだなぁ。 すいかを見ながら、 ちくちくと給セットを縫ってみた。 おんぼろになって 好みもかわって もう使わないのに 捨てられずにいたエプロンを切って。 じっと見るとひどい出来栄え。 だけど、遠目にみると愛らしい。 すいかを見終え、 少しばかり心がおだやかになった私は、 炎天下から帰ってきた夫に 「見て、これ」 と、できあがった給セットをみせてみた。 夫は私に笑って話しかけられたことに 少なからず驚いた目をし、 「ああ、娘の持ってってるやつね」 と、とん

    「すいか」を観ながらちくちく縫う - asaの足あと
    umet
    umet 2020/08/17
    緑だし、なんとなくすいかっぽいしね。
  • オンラインで会う - asaの足あと

    あっという間に 大人たちの夏休みはあとわずか。 土曜日の昨日。 午前中、義母と義弟一家とLINEで 顔を見せ合いながら話す。 全員の顔に笑顔がはりつく。夫の顔にも。 午後、元同僚たちとZOOMで 近況を語り合う。 何度か彼らに会ったことのある娘は、 しゃしゃり出てきて、喋る。 昼下がり、20代の頃に好きだった ドラマ「すいか」を観ながら、 餃子の具を包んだ。 奮発して買っていたキャベツは使わずに、 豚ひき肉ともやしの餃子。 どっさり入れすぎたもやしのおかげで 具がいっぱい残ったので、 木綿豆腐と片栗粉を混ぜてまるめて、 フライパンで焼いた。 干してたゴーヤの残りも一緒に。 美味しい。 「すいか」を一緒に観ていた小2の娘は、 すっかりハマった様子で、 けらけら笑ったり、 意味をきいてきたり、 挙げ句の果てに あと何話あるのか、このあとどうなるのか、 あらすじをiPadで検索しはじめる。 登場

    オンラインで会う - asaの足あと
    umet
    umet 2020/08/17
    あまった餃子のタネは豆腐と片栗粉で丸めて焼けばいいのね!勉強になったー!
  • 有意義なメモを拾い上げる - asaの足あと

    娘は散らかし屋の小学2年生。 家の中のあっちこっちに すぐに物や紙が散乱する。 がらくたみたいなおもちゃやシールや、 大好きなメモ帳だって 次から次へと無駄に使って、 すぐに新しいのを買いたがる💢 がみがみ言って片づけさせると、 何もかもをとにかく引き出しに突っ込むから、 引き出しの中がぐっちゃぐちゃ。 だから私は頻繁に、 きぃきぃ言いながらがんがん捨ててしまう。 その日もまた、私はきぃきぃ捨てていた。 紙のゴミ入れが膨れ上がるくらい、 これも、これも、これも、と。。。 ふと、拾い上げたメモに、手が止まり、 じーっと吸いこまれるように読んで、 呆然とした。 メモ いつもたのしく。 いつもあしたがたのしみになるようにする。 だから いろいろなあそびでたのしいかためす。 じぶんがたのしければいい。 メモ そのためにどうするか。 いつも3時間あそべるようにする。 3枚かけて綴られた娘の備忘録。

    有意義なメモを拾い上げる - asaの足あと
    umet
    umet 2020/08/13
    娘ちゃんってもしかして私なの?!😂