よっぽど無視しておこうかと思ったのですが、読んでいてあまりにあきれてしまったので、ひとつきっちり書いときます。 竹内一郎「手塚治虫=ストーリーマンガの起源」読みました。著者は、「さいふうめい」の名でマンガ原作を手がけ、短大などの非常勤講師もされている人物。手塚治虫が先行するどのような文化や作品に影響されてストーリーマンガをつくったか、というテーマの本、だと思います。 私にとっては「何故日本にストーリーマンガが生まれたのか」は、非常に大きな謎であった。 先行する西洋文化であるフレンチコミックやアメリカンコミックの影響を受けていないとはいえないが、やはりストーリーマンガは、日本独自の文化である。 これがまず前提です。 これに読者はまず困ってしまう。著者はストーリーマンガを「日本独自の文化」と言いきってます。著者の考えるストーリーマンガはアメコミやBDとは違うものとしていますが、コマがあり、フキ
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