沖縄・尖閣諸島沖の中国漁船衝突を海上保安庁が撮影したとみられるビデオ映像がインターネット上に流出した問題で、映像は石垣海上保安部(沖縄県石垣市)が捜査過程で編集し、那覇地検に提出したうちの一つと同一とみられることが5日、捜査関係者への取材で分かった。動画サイトで公開された映像は6本で計約44分だった。捜査関係者によると、那覇地検に提出されたのは1本にまとめられたものだが、映像の長さや編集の仕方、内容が酷似していた。 これを含め、石垣海保は複数の映像を提出したが、地検側では映像を編集していないという。 海上保安庁は同日、石垣海保に3人、第11管区海上保安本部(那覇市)に1人の職員を派遣。ビデオ映像の管理状況やコンピューターの記録を詳しく調べる。 同庁は10月18日、馬淵澄夫国土交通相の指示を受け、映像の管理をより厳重にした。その後、石垣海保保管分以外の映像はすべて消去したという。 海