使用済み携帯電話・PHSの回収台数の推移 使い終わった携帯電話やPHSをリサイクルに出すと、抽選で賞金や景品をもらえる制度がスタートする。経済産業省が参加企業を募り、10月末にも回収事業を始める。携帯に使われている希少金属(レアメタル)の「発掘」を目指す。 携帯電話には金や銀、パラジウムなどが使われ、含有率は天然鉱石より高いものもある。現在は販売店などが自主的に回収しているが、リサイクルに出しても消費者にはメリットはない。思い出の品として保管する人も多く、回収台数は年々減少している。 経産省は7月から家電量販店などで使用済み携帯を持ち込んだ人に、次の買い物に使えるポイントなどを出すモデル事業を始めている。だが、回収は16カ所で費用は企業負担。回収を増やすため、今回は拠点を全国規模に拡大し、費用も国が負担することにした。 同省は参加企業を公募しており、9月には決定する。回収目標は1千