自転車に初めて乗れたときの気持ちを、あなたは覚えているだろうか。初めてキスをしたときや、初めて失恋したときはどうだろう。そうした記憶と感情は、わたしたちの心に長い間残り、蓄積され、わたしたち一人ひとりが形成されるもととなる。 ギャラリー:顔面を移植し、新しい顔で人生を取り戻す20代女性 一方、深刻なトラウマを経験した場合、恐ろしい記憶は人生を変えてしまうほどの精神疾患の原因ともなりうる。 しかし、もし恐ろしい記憶がそれほど強烈な痛みをもたらさないとしたらどうだろうか。人間の脳の発達に関する理解が深まりつつある今、PTSD(心的外傷後ストレス障害)やうつ病、アルツハイマーといった疾患に対し、記憶を書き換える治療法が少しずつ実現に近づいている。 これまでのところ、実験はマウスなどの動物を中心に行われている。さほど遠くない未来に、わたしたちは人間の記憶を書き換えられるようになるだろう。 米ボスト
政治不信の蔓延は、政治家の不手際や経済の停滞などだけが理由ではなく、人々が不満を抱きやすくなっているためでもある年収数億の一部のYouTuberに代表される成功者が出やすくなった社会環境は、「隣の芝が青く見える」人を増やしている周囲から取り残された感覚は、他人との違いを常に意識させるSNSの普及によってさらに増幅される 政治不信の拡大は、政治家のリーダーシップ不足や格差の拡大といった外部条件だけでなく、「不信感を抱く側」の変化にも原因がある。人が他人と自分を比べて、おいてけぼり感を強めやすくなっていることは、社会や政治に不満のはけ口を求めやすくするとみられる。 「デモとテロの世紀」か 英国BBCは10月21日、香港をはじめ世界で広がる抗議デモを特集した。EU離脱問題に揺れるイギリスのほか、スペイン、チリ、レバノン、ハイチなど、各地に広がるデモをみれば、20世紀は「戦争と革命の世紀」と呼ばれ
あいちトリエンナーレ2019が閉幕した。これほど騒ぎになった芸術祭は日本ではかつてなかっただろう。話題の中心となったのは最後まで「表現の不自由展・その後」だった。もっと光を当てられるべき良い作品が多数あった中、これは残念なことだ。 当初批判の的となったのは、キム・ソギョン/キム・ウンソンの《平和の少女像》と大浦信行《遠近を抱えて Part II》の2作品だったが、「表現の不自由展・その後」の展示再開後には、「Chim↑Pom(チンポム)」の映像作品、《気合い100連発》も批判され出した。 本稿では、今回の騒動があらわにした分断と、その背後にある芸術観について考察する。まずは《気合い100連発》に向けられた批判を見ることから、話を始めよう。 Chim↑Pom《気合い100連発》への誤解 《気合い100連発》は、Chim↑Pomのメンバーが福島県相馬市の若者たちと円陣を組み、順番に気合いの掛け
身近な人の様子が変だと感じたときどうすればいいのだろうという相談を受けることがよくあります。家族や友人、職場の同僚の様子がいつもと違って心配というときどう行動すればいいのでしょう。先日も、メールの文面や電話の声がおかしくなっていった先輩がうつ状態ではないかと心配になりサポートをしたというSNSの投稿が話題になっていました。夏の疲れが心身の不調として表れやすいこの時季、メンタル不調のサインとその対処法についてご紹介します。 心の活気の低下を示す三つのサイン心の活気が低下したときのサインはさまざまですが、大きく三つの種類があります。気分のサイン、行動や生活リズムのサイン、そして身体的サインです。 気分のサインとは、やる気が出ない、おっくう、何事も面倒に感じる、憂鬱(ゆううつ)、楽しいことがない、自分が生きていても仕方ない、というような感情です。ですから周りから見ていてなんとなくだるそう、面倒そ
「カサンドラ症候群」(以下、カサンドラ)とは、発達障害の一種・自閉スペクトラム症=ASD(旧診断基準名の「アスペルガー症候群」〈以下アスペルガー〉を含む)の夫や妻、あるいはパートナーとのコミュニケーションが上手くいかないことによって発生する心身の不調です。特に夫婦関係で多く起こると言われていますが、最近ではASDの家族や職場・友人関係などを持つ人に幅広く起こり得ることが知られています。本連載「私ってカサンドラ!?」では、カサンドラに陥ったアラフォー女性ライターが、自らの体験や当事者や医療関係者等への取材を通して、知られざるカサンドラの実態と病理を解き明かします。 バックナンバーはこちら https://www.dailyshincho.jp/spe/cassandra/ *** 速報【医師会ベッタリ大臣】武見敬三厚労相が「政治資金パーティー」の“隠蔽”で約5700万円の荒稼ぎ 利益率86%
higashimaru🇺🇦 @higashimaru2 多摩川のほとりに住んでいます。物欲も金欲も無くなった団塊世代。滅び行く日本を憂いています。"18年冬 脳出血で右半身麻痺になった要介護4障害者手帳2級の夫を自宅でお気楽介護中😅 higashimaru🇺🇦 @higashimaru2 我が夫、暴飲暴食はせず、タバコは吸わず、ストレッチは欠かさず、健康的な生活でした。半年前、風呂上がりに「体が痺れてる。救急車呼んで」と言ったのが健常者最後の言葉。生死をさまよい気が付いたら障害者になりました。誰でも1秒先は分かりません。健常者と #障害者 の壁はありません。 2019-07-28 07:43:44
<米大学での調査で、自閉症の原因は、食品添加物かもしれないという研究結果があきらかになった> 食品添加物に含まれるPPAが脳に影響 自閉症の原因は、食品添加物かもしれない──こんな研究結果がこのほど明らかになった。米セントラル・フロリダ大学(UCF)のチームが、1年半にわたる研究の結果を英科学誌サイエンティフィック・リポーツに発表した。 自閉症と食品添加物の関係を紐解こうと調査を行なったのは、UCFで消化器系を専門に研究しているサレイ・ナサー博士が率いるチームだ。ナサー博士は、自閉症の子どもは過敏性腸症候群で悩まされることが多いと知り、脳と腸が関係しているのではないかと考え、自閉症の子とそうでない子の便を調べた。すると、自閉症の子の便にはプロピオン酸(PPA)が非常に多く見られ、また腸内細菌は、そうでない子と異なることも分かった。UCFの発表文によると、こうしたことからナサー博士は、この根
デジタル時代にもかかわらず、世界中でファンが誕生しているノート術がある。「Bullet Journal(バレットジャーナル)」と呼ばれる箇条書きのノート術だ。考案したライダー・キャロル氏は、「自らのために考えたノート術が世界的にこんなに受け入れられるなんて信じられない」と驚きを隠さない。 この記事の写真を見る いまやネット上にコミュニティがあり、利用者が自らのノートををSNSでシェアするほどで、ライダー氏が登場するイベントにはファンが押し寄せる。4月下旬、東京で開かれたイベントにも、女性を中心に利用者や使ってみたい人が詰めかけた。「皆さんラッキーです。中国では1000席が“秒で”売り切れたそうですから」。対談相手の女性が参加者たちに伝えると、会場からため息が漏れた。 ■バレットジャーナルって何だ そもそもバレットジャーナルとは何なのか。「バレット」とは、弾丸という意味もあるが、メモの冒頭な
日本では、若年層(15~39歳)」で54.1万人、中高年層(40~64歳)で61.3万人いると推計されている「ひきこもり」。 じつはフランスでも、近年、ひきこもる人々が急増しており、「hikikomori」という言葉の知名度も、徐々に上がりつつある。 なかには、「ひきこもり」という言葉に、一種の救いを感じる人もいるようだ。仏誌「レクスプレス」が報じている。 「ホッとしました」──自分の不幸を言葉にできるようになったとき、アンドレアスはそんな感情を抱いたのだった。 30代男性の彼は、パリ市内の環状道路沿いにある二間のアパルトマンで母親と同居している。 自宅からまったく──あるいはほとんど──出なくなってから、約3年。そのあいだ彼は日中を寝て過ごすか、ネットサーフィンをするか、延々とテレビドラマを見つづけてきた。3年間、彼は社会的には死んでいたのだ。 どうしてそうなってしまったのか? 自分でも
田中 私もPTAには好かれないんです(笑)。 貴志 そんなことないんじゃないですか? 田中 『うつヌケ』はたまたま公序良俗に反していないだけで、他の漫画をご覧になったらきっと納得いただけると思います。 貴志 いま構想しているのが、うつ病の女性漫画家を主人公にした話で、ある種のサスペンスなんです。この主人公に対して悪意を持って、うつ病を悪化させるような人物がいるわけです。それでいざ資料を読み始めても、なかなか実態がわかりにくい。そのときに『うつヌケ』を拝読して、うつ病になる条件や病気からの抜け出し方など、実体験を踏まえて丁寧に描かれた漫画だと思いました。 著者自身のうつ病脱出体験をベースにうつ病からの脱出に成功した人たちをレポートしたロングセラー『うつヌケ』 田中 僕がうつ病になったのはサラリーマンをしていたときで、2004年~05年くらいだったと思います。 貴志 サラリーマンと同時に漫画家
自殺した人に共通する脳の異常は、鬱病などで活性化する偏桃体ではなかった JOHN LUND/GETTY IMAGES <自殺者の脳は何が違うか──その知識を生かせば悲劇を未然に防げる?> 自らの命を絶つ前の週、ジェレミー・リッチマン(49)はフロリダ州のフロリダ・アトランティック大学で講演を行った。 テーマは「人間であることの脳科学」。脳科学を活用すれば、自分や他人を傷つけるリスクがある人に気付き、支援の手を差し伸べられる可能性がある──それが3月19日に行われた講演の趣旨だった。 聴衆の関心も高かったに違いない。この2日前、フロリダ州パークランドのマージョリー・ストーンマン・ダグラス高校で昨年2月に起きた銃乱射事件の生存者の1人が自殺していた。数日後には、同じ高校の生徒がまた1人命を絶った。アメリカの自殺者は増加傾向にあり、17年には4万7000人に達した。 リッチマンは、このテーマにこ
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