以前、日本語には3種類の「ん」の発音がある、という話をしました。しかしそれは、後に続く子音に引っ張られているだけで、意識して区別していないよと。 対して、北京語では「ん」は2種類しかありませんが、意識して区別しないと意味が変わります。 さて、ケータイのことを北京語で「行動電話」(または「手機」)と書き、シンドンディエンフアと発音します。 このとき、この「ン」は n だったっけ? ng だったっけ? と迷うことはありませんか? ――カタカナでおぼえてるYouが悪いyo すまん。 この間、ある入門書で読んで目からウロコと一緒に眼球とそれに続くヒモみたいなのまで落ちたんだけど、その入門書には「そゆときは《日本語の音読みを思い出す》と良いyo」と書いてあった。 つまり、音読みで「ン」の漢字は北京語でも n 、それ以外の時は ng だよ、と。 さっきの例では、「行動電話」は日本語の音読みで「コウ-ド