ペットが死ぬまで飼い続ける責任が飼い主にあることを明記した改正動物愛護管理法が今月1日施行された。これまで各自治体は、飼い主が持ち込んできた犬や猫を一定期間収容し、新たな飼い主が見つからなければ殺処分していたが、引き取りを拒否できるようになった。20〜26日は動物愛護週間。ペットを巡る現状と課題を探った。【末永麻裕】 【動物保護センター】どんな活動してるの 「寂しいからと犬や猫を飼い始めた高齢者が先に亡くなったり入院したりして持ち込まれるケースが増えている」。福岡市東部動物愛護管理センターの安河内清文所長(55)は言う。建物内のオリには二十数頭の犬や猫を収容。引き取り手が見つからなければ、いずれ殺処分される。 法改正では、飼い続けるのが困難と判断される「相当の理由」がない限り、自治体は引き取りを拒否でき、飼えなくなった場合は飼い主に新たな飼い主を探す努力を求めた。行政の安易な引き取りで