労働者の祭典「メーデー」の1日、全労連(大黒作治議長)と全労協(金沢寿議長)は東京都内の中央メーデーをはじめ全国各地でメーデー集会を開いた。安倍政権が「残業代ゼロ制度」導入を検討するなど労働規制緩和が進む中、両会場では「暴走政治ストップ」などのスローガンが並び、政府との対決姿勢を打ち出した。 【写真特集・昨年のメーデー】労働者の祭典「メーデー」全国で集会 全労連は、東京都渋谷区の代々木公園で開催、中央舞台に「STOP!安倍暴走政治 戦争ができる国づくり」のスローガンが掲げられた。大黒議長は「長いメーデーの歴史の中でも時の政権との闘いを真正面から掲げる特別のメーデーです」と強い調子で安倍政権を厳しく批判。作家・翻訳家の池田香代子さんらが連帯のあいさつをした。 集会には約2万7000人(主催者発表)が参加。全労連はこの日、全国305カ所で集会を開催、約17万人の参加を予定している。 一方