英紙「デーリー・テレグラフ」の元東京特派員、コリン・ジョイスさん(45)は、日本で約15年暮らした経験を生かし、ユニークな日本論を発表してきた英国在住のジャーナリストだ。新著「新『ニッポン社会』入門 英国人、日本で再び発見する」(三賢社・1512円、訳・森田浩之)には、日本人が読んで「はっ」と気付かされるような警句があふれている。その中で一つ挙げろと言われれば、次の一文を推す。 《あなたがたはどうしてそんなに辛抱強いのですか?》 「あなたがた」とは、もちろん日本人のこと。来日したコリンさんに、「そんなにぼくらは我慢強く見えるんでしょうか」と質問をぶつけてみた。 「我慢しなきゃって、なんか変」「日本は貧乏な国じゃないのに、なぜ、多くの人が(いろんなことに)耐えるんですか? (裕福ではない)アフリカの国々では、水くみに1時間や2時間かけて行く。耐えなきゃいけない。でも、日本ではそんなことがない
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