ボイストレーナー、メンタルトレーナーである『繊細すぎる人のための 自分を守る声の出し方』(司 拓也 著、朝日新聞出版)の著者は、HSP(Highly Sensitive Person)と呼ばれるタイプの人々に注目しているのだとか。 HSPとは、生まれつき感受性が強く、何事に対しても敏感にとらえがちな人々のことです。 (中略) HSPの人は、内向的で控えめ。普通の人よりも傷つきやすく、自己評価が低い傾向があるそうです。 そして、じっくり深く物事を考えるので、一見すると「不器用」に見えることも多いのです。(「はじめに」より) 敏感だからこそ、他人のちょっとしたひとことに傷つきやすく、繊細であるがゆえに自己評価が低くなってしまうということ。 しかし、仮に人前で話すことに緊張感や苦手意識を持ち続けていたとしても、声や話し方で上手に隠すことができれば大丈夫。 そう考えた末に著者がつくりあげたのが、「