■4月27日 えっ、何それ、知らなかった-という人も多いに違いない。「山の日」なる祝日の誕生が決定的となった。大型連休がスタート、新緑のまぶしい行楽シーズン開幕に合わせたような国会の動きだ。小欄も休みが増えるのは喜ばしいと思う半面、フイを突かれたような気がしてならない。 25日の衆院本会議で、8月11日を「山の日」と定める祝日法改正案が、自民、民主など与野党9党の賛成多数で可決。参院審議を経て、今国会中に成立する見通しだ。2016年からの施行で、国民の祝日は年間15日から16日に。8月に初めて祝日ができ、祝日がないのは6月だけとなる。 改正案は「山の日」の意義について、「山に親しむ機会を得て、山の恩恵に感謝する」ともっともらしく明記。確かに富士山が世界文化遺産に登録され、登山ブームが来ているが余計なお世話と思う人も多かろう。もともと超党派の議員連盟が昨年4月から検討し、当初は8月12日を提