昨日のエントリで「勝てば官軍」的な歴史観について書いたのですが、よくよく考えてみれば、歴史がつねに生者によって書かれるものである以上、それはいつでも生き延びたものの視点からみられたものでしかないわけです。生き延びることのできなかったもの、あるいは物理的には生き延びたもののその経験を言葉にし得るという意味では死せるものと同じような立場におかれたもの*1は、どのようにしても歴史を書いたり語ったりすることができないのですから、結局、歴史とは生者つまり生存競争の勝者のものなのでしょう。 で、非コミュ*2をめぐるすばらしい人たちのアドバイスもこれとよく似たところがあるかな、というのが今日のエントリの趣旨。すばらしい人たちは多くの場合苦境を乗り越えて生き延びて来られた方々で、だからこそ今苦境の中にある人々をみると、いろいろアドバイスをせずにはいられないのだろうと思います。ですが、それらのアドバイスは原