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ブックマーク / d.hatena.ne.jp/semi_colon (9)

  • カンブリア紀にびっしり生えてたチューリップのような動物 - 蝉コロン

    動物あらあら おやおや それからどんどこしょー♪PLoS ONE: A New Stalked Filter-Feeder from the Middle Cambrian Burgess Shale, British Columbia, CanadaFigure 10より。アノマロカリスでおなじみのカンブリア紀の動物です。5億年以上前だよ。カナダのブリティッシュコロンビアにあるバージェス頁岩から見つかった化石。こいつは1983年にすでに発見されていたのだけれども、最近まで誰も詳しく調べた無かったみたい。MOTTAINAI。学名はSiphusauctum gregariumといって"カップ型、びっしり生えてるー"みたいな意味多分。チューリップのベッドと呼ばれるほど密集して生えてたようだ。少なくともこの時代のこの地域ではかなり栄えていたっぽい。あたり一面のチューリップ畑(動物)。復元図はSc

  • 秒速3.4センチメートルで垂直に壁を登るヤモリロボット - 蝉コロン

    via Nature News Blog: ‘Gecko robot’ walks up walls カナダのブリティッシュコロンビア州(どこだよ)サイモンフレーザー大学による研究。ヤモリにヒントを得た接着キャタピラで垂直に壁をよじ登るのだ。秒速3.4センチメートル。 論文:A tailless timing belt climbing platform utilizing dry adhesives with mushroom caps Smart Materials and Structuresという雑誌。論文タイトルにある"tailless"ってのは、体を吊るすようなワイヤ等が無いよーちゅうことみたい。確かに、せっかくのロボでも事前にワイヤをセットしておかなきゃいけないとなったら何だかなだものね。目的の一つは"人間が入れない所で作業するロボット"だろうし。 ヤモリがファンデルワール

  • 3万年前のDNAから抗生物質耐性遺伝子が見つかる - 蝉コロン

    科学, ゲノムSuperbugs Predate Wonder Drugs - ScienceNOW細菌「持ってたわー。その抗生物質への耐性3万年前から持ってたわー」面白いかと思ったセリフ改変が書いてみるとやたら説明的でがっかりした。ええと、言うまでもなく抗生物質は細菌感染の治療に多大な貢献をしているわけですが、一方で耐性菌の出現も問題になっております。今回の論文はそういう薬剤耐性菌が三万年前にすでにそこら辺にいた可能性を示しています。 http://www.nature.com/nature/journal/vaop/ncurrent/full/nature10388.html "Antibiotic resistance is ancient" Nature, Published online 31 August 2011僕的には最近お気に入り*1のメタゲノム解析。カナダのユーコン準州

    umeten
    umeten 2011/09/02
    >永久凍土から最強の多剤耐性菌が現れて人類絶滅!とか実は超古代文明が抗生物質を使っていた!みたいなことは論文には示されていなかった。
  • 動物実験でノーマルだと思っているネズミは実は肥満 - 蝉コロン

    科学Fat rats skew research results“Control” laboratory rodents are metabolically morbid: Why it matters ? PNAS 太ったラットは研究結果を歪める。デブラットって語感が良いよね。チェケラッチョみたいで。 ノーマルなマウス/ラットだと思って使っているそいつらは運動不足で!い過ぎで!肥満で!不健康だぞ!そんなんで免疫とかがん研究のデータ取りなんてしてていいのか!と著者らは警告しています。カロリー制限で寿命が伸びるとかいう研究もあったけど、そりゃ不健康な環境を除いたら長生きもするわボケ、という辛辣な意見も今僕が書きました*1。 ネズミをさばくお仕事をしている人はご存知かと思いますが、ちょっと週齢いったやつだとお腹開けたときすごい内臓脂肪ですよね。このマウス、脾臓どこだみたいな。こっちのラットは

    umeten
    umeten 2010/11/12
    >ノーマルなマウス/ラットだと思って使っているそいつらは運動不足で!食い過ぎで!肥満で!不健康だぞ!そんなんで免疫とかがん研究のデータ取りなんてしてていいのか!
  • HIV予防にブレークスルー - 蝉コロン

    HIV感染防ぐ膣用ジェルの開発に大きな進展、米科学誌 国際ニュース : AFPBB News まあ記事タイトル見たときは、つい最近のバナナにHIV予防成分 - 蝉コロンみたいなもんかなくらいに思っていたら、Science誌のホットトピックだった。Science/AAAS | Science Magazine: Prevention of HIV Infection in Women。ScienceExpressなのにFree accessになってる。けっこう気か。 調査の対象は南アフリカKwaZulu-Natalって所のHIVに感染してない18から40歳の女性。Tenofovirジェルの効果をplaceboジェルと比較して調べている。30ヶ月間の追跡調査。Tenofovirはレトロウイルスの逆転写酵素阻害剤でこれ自身は以前から使われている。この辺も薬剤の開発と耐性株出現の追いかけっこなん

  • 数学者もスペインの勝利を予言していた - 蝉コロン

    ぼやぼや… that could rival the psychic octopus.Mathematical formula predicts clear favourite for the FIFA World Cup, Queen Mary, University of Londonvia Mathematical formula predicts clear favorite for the FIFA World Cup先週末の記事。ロンドン大学の数学者Dr. Javier López PeñaとDr. Hugo Touchetteが、スペインが勝つことを「数学的に」予測していましたので紹介。 それまでの全試合からパスのデータを集めて、グラフ理論っていうので、パスの「ネットワーク」を解析した。それぞれの選手のcentralityをスコア付けしている。その人がいないと困るネットワーク

  • "ノー"の意味で首を振るサル - 蝉コロン

    動物       シュッ  シュッ   ハ,,ハ  シュッ  ハ,,ハ彡( ゚ω゚ ),ハ ( ゚ω゚ )彡ミ( ゚ω゚ ) お断りします BBC - Earth News - Bonobo chimps filmed shaking their head to ’say no’BBCの記事。映像はそちらで。子ザルがべ物で遊ぼうとしたところ、カーチャンザルがそれはやっちゃいかんとばかりに首をふって、べ物を取り上げます。ドイツ・マックスプランク進化人類学研究所のChristel Schneiderさんの報告。マックスプランクは有名ですが、ここの進化人類学研究所は最近では新種の人類化石を発見したり、ネアンデルタール人ゲノムを解析したりしてました。 このチームは、ヨーロッパの6つの動物園でボノボ、ゴリラ、オラウータン、チンパンジーの記録を撮りました。そしてボノボ4個体がこういう動作をするのを

  • エデンの殺し屋 - 蝉コロン

    動物なにやらかっこいいと自分でつけたタイトルに笑うんですが、ネタ元(下の動画)の方もKillers of EdenだとかKillers in Edenだったりするのでお許しください。オーストラリアはシドニーの南、ニューサウスウェールズ州にエデンという海に面した町があります。Twofold Bayという湾がある。ここのシャチの話です。ご存知の通りシャチは英語でkiller whaleなので、これはもうエデンの殺し屋というタイトルにするしかないですね。 エデンは19世紀ごろ捕鯨の町として栄えていました。ちょうどクジラ(ザトウクジラ)が南氷洋から北上してくる通り道になるのだとか。捕鯨やってたのかよオーストラリア。と、思ったけど19世紀ってそういう時代なんですね。石油以前は鯨油が重要な資源だったから。ペリーも開国してくださいよ〜って言ってたし。ついでにえばよかったのにな。鯨油取る種類のクジラが

    umeten
    umeten 2010/02/18
    シャチは残酷な生き物だから殺してもいい、とかならないのか/エサのアシカをおもちゃにして弄ぶこともあるそうだが
  • 大事なところがもげる変ないきもの - 蝉コロン

    動物図書館で借りてきたに「バロロ」って書いてあったので、「バーローwww」と合わせてエントリにしようとして調べてたら当の名前は「パロロ palolo」だった。とんだ誤解だった。 パロロというゴカイの話。30cmくらいの長さで、水中だとスパゲッティのように見えるという。南太平洋サモアに生息している。こちら写真いろいろ:Palolo worm, Palola siciliensis, Pictures Photos Images Searches | SeaPics.com これもpalolo wormって書いてあるけどサモアじゃないので違う種類かも。 こんな姿。パロロは10月から11月初めにかけての間に一日だけ産卵の時期がある。このとき体の後ろ側のepitokeというやつがものすごい筋肉収縮の力で体から外れる。ついでにいっしょに消化管も失う。epitokeの中には精子とか卵が入ってる。わ

    umeten
    umeten 2010/02/12
    ゴカイ系のグロ生物。ヒルみたいな
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