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ブックマーク / prebuddha.hatenablog.com (4)

  • かつて授業は「体験」であった - 新・整腸亭日乗

    松浦寿輝の「かつて授業は「体験」であった」(『UP』2007年5月)を読む。松浦寿輝氏については、初期の映画論『映画n-1 』や『映画1+1 』『ゴダール』などを読んでいるけれど、芥川賞受賞作『花腐し』以降の小説はまったく読む気にならなかった。 映画 1+1 作者: 松浦寿輝出版社/メーカー: 筑摩書房発売日: 1995/09メディア: 単行 クリック: 12回この商品を含むブログ (6件) を見るゴダール (リュミエール叢書) 作者: 松浦寿輝出版社/メーカー: 筑摩書房発売日: 1997/08/01メディア: 単行この商品を含むブログ (14件) を見る 偶然眼にした東大出版のPR誌『UP』の5月号に面白い記事をみつけたので、覚書として記録しておきたい。まず、新学期がはじまり、授業の多くがパワーポントを使用して行われていること、また、学生による「授業評価」に触れ、パワーポントも使用

    umeten
    umeten 2007/06/09
    違うな。教養とは、歴史とシステムとチームワークだ。それ以外ではありえない。
  • 老後がこわい - 新・整腸亭日乗

    香山リカ『老後がこわい』は、シングル女性の老後問題を自らの体験として述べており、かなり説得的に問題の所在を指摘している。 老後がこわい (講談社現代新書) 作者: 香山リカ出版社/メーカー: 講談社発売日: 2006/07/19メディア: 新書購入: 6人 クリック: 29回この商品を含むブログ (44件) を見る 老後に係わる、「年金」「病気」「介護」「孤独死」「葬儀」「墓」「遺骨」から「ペット」に至るまで言及している。シングル女性が、一所懸命に働きながらも、40代を過ぎると結婚式よりも葬儀の出席が増えるという。つまり、「老後問題」が身近になる。家族制度が核家族構成への変化により、子どもは一人ないし二人になっている。シングル女性のうちパラサイトしている場合、親の介護問題に直面する可能性が高い。 負け犬の遠吠え 作者: 酒井順子出版社/メーカー: 講談社発売日: 2003/10/28メディ

  • 「性愛」格差論 - 新・整腸亭日乗

    斎藤環と酒井順子の対談、「おたく」と「負け犬」を代表する論客とエッセイストの対談となれば面白くないわけはない。抽象的な思考で語る斎藤環と、現実の些細な差異にこだわる酒井順子の対話は、通常では交差しないように見える。しかし、書を読むと、ある種知的な男女の関係とは異文化交流にほかならないことが、よく分かる内容になっている。たいへん勉強になった。 「性愛」格差論―萌えとモテの間で (中公新書ラクレ) 作者: 斎藤環,酒井順子出版社/メーカー: 中央公論新社発売日: 2006/05/01メディア: 新書購入: 2人 クリック: 44回この商品を含むブログ (117件) を見る 「おたく」や「負け犬」や「ヤンキー」などは、理解できるキーワードだが、「腐女子」は書ではじめて知った。女性は二人というコンビの行動(連帯)が可能だが、「おたく」系の男性は孤独だ。いま、格差社会といわれているけれど、「カル

    「性愛」格差論 - 新・整腸亭日乗
  • 大航海 - 新・整腸亭日乗

    id:tatar氏が言及している『大航海No.55』(新書館、2005)は、「以心伝心」というべきか私も目次を眺めていたところだった。論客25人の選択に疑問を抱いたので、生年を調べてみた。現役が前提であるらしいが、25人の根拠が分からない。 No.55 特集 現代日思想地図 東浩紀(1971- ) 人間はいかに人間たりうるか 平田和久 小熊英二(1962-) 近代日の空間認識と「アジア」の相克 丸川哲史 斎藤環(1961-) 若者文化の精神分析 鵜飼大介 福田和也(1960-) 保守派論客のもう一つの相貌 藤龍児 斎藤孝(1960-) 身体文化と近代性 兵藤裕己 宮台真司(1959-) 生におけるリベラリズム 仲正昌樹 大澤真幸(1958-) 理想と現実の対立の向こうへ 北田暁大 大塚英志(1958-) 現代思想会最強の「いちびりスト」 荷宮和子 浅田彰(1957-) 「知」への切断

    umeten
    umeten 2005/06/11
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